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東岐波ふるさとまつりの準備

11月18日の朝8時から校区の自治会長・コミュニティ女性部・民生児童委員・福祉委員計37人のみなさんがふるさとまつりのもちまき用のもちを作られました。雨模様にもかかわらず、みなさん張り切って作業を進めておられました。もちまきは20日の14時頃行う予定となっております。

山口銀行が交通横断旗を寄贈されました

11月15日 山口銀行東岐波出張所(山本幸三所長)から交通安全協会東岐波分会に横断旗30本の寄贈がありました。善意の寄贈は平成19年から続いており、今年で5年目になります。さっそく、国道190号線沿いの6箇所の交差点に設置され、校区内の通学路の交通安全に活用されております。

山口県高齢者交通安全自転車大会で連覇!

高齢者の交通事故防止、交通安全の意識高揚、交通ルールとマナーの修得を図るため、第2回高齢者交通安全自転車大会が、11月12日に山口県総合交通センターで実施されました。
技能の実技練習と学科の勉強の成果を見事に発揮され、東岐波Aチームは昨年に続き優勝、Bチームが5位に入賞されました。おめでとうございました。

広報「ひがしきわ」平成23年11月号

 

 

 

 

高齢者交通安全自転車大会・宇部市代表に決定


高齢者の交通事故防止、交通安全の意識高揚、交通ルールとマナーの修得を図るため、第2回高齢者交通安全自転車大会が平成23年11月12日に山口県総合交通センターで実施されます。
今年度も宇部市の代表として、東岐波校区が出場することになりました。2チーム8人が、花園運動公園で安全走行、技能走行の練習を、東岐波ふれあいセンターで交通法規等の学科の勉強をされています。
昨年度は東岐波Aチームが優勝されましたので、選手のみなさんは「今年も頑張りますので、ご声援をよろしくお願いします。」と張り切って練習や勉強に励んでおられました。

広報「ひがしきわ」平成23年10月号

 

 

 

 

秋の全国交通安全運動 9月21日~30日

交通安全部では交通安全旗の掲揚と国道190号線で朝の立哨を行います。

重点目標

☆  子供と高齢者の交通事故防止

☆  夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止

☆  全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

☆  飲酒運転の根絶

写真・・・東岐波ふれあいセンター前に設置された「住みよい東岐波いつも心に交通安全」の横断幕と交通安全啓発かかし

 

国体炬火リレー

広報「ひがしきわ」平成23年9月号

 

 

 

 

 

出前環境教室/バス旅行(学童保育クラブ)

7月22日、宇部市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)の出前環境教室「地球温暖化ってなあに?」に東岐波学童保育クラブの子どもたち41人が参加しました。UNCCAのおねえさんおにいさんが地球温暖化の仕組みを紙芝居や体験キットで解りやすく説明されていました。

自転車を使った実験では、いっぱいペダルを漕いでLDE電球を点灯させました。また、太陽光を利用したおもちゃを動かし、太陽の持つ大きな力を改めて感じました。

最後に「3R」、リデュース(ゴミを減らす)リユース(再使用)・リサイクル(再生利用)をキーワードに、自分たちにできる身近かな省エネをしていくことを約束しました。

また、7月28日のしものせき水族館海響館へのバス旅行には4人の地域ボランティアの方々の協力もいただき、62人の児童が楽しい一日を過ごしました。

日テレ「24時間テレビ」で紹介されました

6月19日、東子連・環境衛生部共催の海岸清掃が東岐波校区の海岸一帯で行われ、約1000人がボランティアとして参加しました。今年度は清掃の前に、東岐波体育広場でドングリの木の記念植樹も行われました。この模様は8月21日に放送された日本テレビ「24時間テレビ 日本をきれいにするプロジェクト」の中で紹介されました。

H23 夏まつり2

H23 夏まつり

東岐波校区夏まつりを開催しました

8月6日(土)第24回東岐波校区夏まつり(東岐波校区コミュニティ推進協議会主催)を開催しました。

雨で開催が危ぶまれましたが、午後には雨もあがり多くの人でにぎわいました。

今年は国体へ向けて、炬火・採火式も行われました。(炬火とはたいまつを意味する言葉で、オリンピックの聖火にあたるものをいいます。)

早朝から作業にご協力いただきました関係者の皆様、大変お疲れさまでした。

広報「ひがしきわ」平成23年8月号

 

 

 

 

キワラビーチ

交通安全子供自転車山口県大会で入賞

第46回交通安全子供自転車山口県大会が、7月2日山口県総合交通センターで開催され、23チーム108名が参加しました。

東岐波小学校からは6年生チーム、5年生チームが参加しました。団体の部は6年生チームが5位に入賞し、個人の部は6年生の岡崎朱夏さんが6位、5年生の濱田茉絋さんが7位に入賞しました。岡崎さんは学科試験で、ただ1人全問正解しました。

5月17日から1ヶ月半にわたり、学科、安全走行、走行技能の練習で頑張った参加者のみなさん、大変お疲れさまでした。

広報「ひがしきわ」平成23年7月号

 

 

 

 

自主防災会総会

6月16日に東岐波校区自主防災会総会を開催しました。今年度中に校区防災計画を策定することを決定しました。

菖蒲

交通安全教室

5月30日(月)東岐波小学校で、4年生を対象とした「安全な自転車の乗り方教室」があり、市交通安全対策協議会と東岐波校区の交通指導員さんが指導されました。ヘルメットの役割、自転車の安全点検、自転車に乗って走るときの注意と生徒全員が校庭で実技の指導を受けました。

広報「ひがしきわ」平成23年6月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寿会スポーツ大会

5月25日東岐波体育広場において寿会スポーツ大会が開催されました。好天にも恵まれ、和気あいあいとした大変すばらしいスポーツ大会となりました。

五月晴れのもと 東岐波区民体育祭を開催

5月15日(日)東岐波区民体育祭を東岐波小学校運動場で開催しました。
約1,000人の校区の人々が参加され、世代を超えての交流に終日歓声が響き楽しい一日でした。
出場者、スタッフの皆様大変お疲れ様でした。

総合成績 優勝 黒崎自治会、準優勝 丸尾自治会、3位 門前自治会

交通安全部総会

平成23年度 交通安全部総会が4月27日 ふれあいセンター講堂で開催され、36名の自治会区役員が出席し、交通安全期間の立しょう、校区内行事の交通安全指導割り当てなどが協議されました。

広報「ひがしきわ」平成23年5月号

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成23年4月号

 

 

 

 

 

東岐波学童保育クラブの電話番号変更

東岐波学童保育クラブの電話番号が変更になりました。新しい番号は58-0433(FAX兼用)です。

春のフラワーロード

新入学児童の交通事故防止キャンペーン

交通安全部は4月8日、東岐波小学校にて「新入学児童の交通事故防止キャンペーン」を実施しました。宇部交通安全協会からの交通安全下敷きなど交通安全を呼びかけながら手渡しました。

東岐波の海

広報「ひがしきわ」平成23年3月号

 

 

 

 

 

平成23年度 東岐波学童保育クラブの申し込みについて

2月末で23年度分申込書の受付は締め切りましたが、希望される方がいらっしゃいましたら早急に申し込みをしてください。

「わ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「わ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
わかいし 若者 わかいしは元気がえーねー。」
わざっと 故意に わざっとやったね。」
わし わしは男じゃ。」
わや 滅茶苦茶。「わやくそ」「わやくちゃ」とも言う。 「あんなーがやって来てから、わやにしてしもーたーや。」
~わーや ~しただろ。「わーね」「わーの」とも言う。 「ゴミを捨てたわーや。」
わやじゃ 大変 わやじゃわやっちゃ。反応が早すぎ!もうちーと、人の言うことに耳を傾けて欲しかったのー。」
わらかす 笑わせる 「あの番組はわらかすのー。」
わりかし 割に。比較的。「わりかた」とも言う。 「今日はわりかしぬくいね。」
わりゃー 罵声 お前は わりゃーなんかー。人の気持ちをもーちーと考えれーや。」

「ろ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ろ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~ろーが ~したはずだ。~したでしょう? 「こまいころ、よー遊んだろーが。」
ろくすっぽ ろくに ろくすっぽできんのー。」
ろくむし 軟式庭球ボールを使った子どもの遊び 「昔、ろくむしで遊んだもんじゃ。」

「れ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「れ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
れんちょー 舌平目 「丸尾港でれんちょーがあがった。」

「る」から始まる東岐波の方言

地元のいろいろな人に聞きましたが、「る」から始まる方言はいまのところ見つかりません。

「り」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「り」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~り ~しなさい 「はよー、食べ。」
~りーね ~しなさいよ 「おいしいーけー食べりーね。」

「ら」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ら」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
らんきょー らっきょう らんきょーを食べさん。」

「よ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「よ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
よいたんぼ 酒酔い。酔っ払い。 よいたんぼが喧嘩しよる。」
よいよ 非常に。まったくもって。 よいよ、大変じゃった。」
よう よく 「暗いけー、よう見えん。」
よくな よくばりな。ケチな。 「あんなーはよくなけーのー。」
よーけ たくさん よーけお菓子をもろーた。」
よしてーや 仲間に入れてください。「よせてーや」とも言う。 「うちもよしてーや。」
よす 仲間に入れる。「よせる」とも言う。 「あんたよしちゃげる。」
よーせん とても出来ない 「さすがに司会はよーせん。」
よったり 四人 よったりで喫茶店に行った。」
よーともない みっともない よーともないかっこうで外に出なさんな。」
よばれる ごちそうになる 「晩ごはんをよばれた。」
よーやっと ようやく よーやっと、事業が軌道にのった。」
~よりました (目上の人に対し)~してました 「先生、昨日は一日中勉強しよりました。」

「ゆ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ゆ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
ゆー ゆったり。暇。晴耕雨読。 「退職後、ゆーにやっちょる。」
ゆーな ゆったりしている。暇な。 ゆーなかね。」
ゆがく 茹でる 「卵をゆがく。」
ゆんべ 夕べ ゆんべよー寝れんかったでよ。」

「や」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「や」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
やいと お灸 「言うこと聞かんとやいとよ。」
やうつり 引越し 「4月はやうつりで忙しい。」
やおい 柔らかい。柔和な。弱い。容易な。「やわい」とも言う。 「あの人は性格がやおい。」
やけー だから やけー、言うたじゃろーが。」
やっぱし やはり やっぱし、勘が当たった。」
やっちょけ やっておきなさい 「掃除をやっちょけ。」
やねこい 難しい。ねちっこい。 やねこい人。」
やぶつ 壊す。「やぶく」「やぶる」とも言う。 「箱をやぶつ。」
やぶてる 壊れる。「やぶれる」とも言う。 「機械がやぶてた。」
やりさん やってください 「まあ、ゆっくりやりさん。」
やりつけちょる いつもしている やりつけちょるけー、すぐ終わるど。」
やれえらそれえら 大変疲れていることを口実に何もしない様子。「やれえらーそれえらー」とも言う。 「うちの亭主は、やれえらそれえら言うて自分の部屋の掃除もせんでこまっちょる。」
やれません やってられない やれませんのー。」
やれやっと ようやく やれやっと完成した。」
やれん やってられない。やりきれない。 「ありゃーひどーてやれんでよ。
~やろ ~でしょう 「たぶん、こんやろ。」
やんちき いんちき 「オレオレ詐欺はやんちきの極み。」

「も」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「も」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
もげる 取れる 「鬼の角がもげた。」
もそっと もう少し。「もうちーと」、「もちっと」とも言う。 もそっと、あっちの方へ行ってくれさん。」
もとらん 思い通りにならない。おぼつかない。「もとーらん」とも言う。 「あのほは酔うて、足元がもとらんようになっちょるのー。」
ものさし 定規 ものさしで線を引く。」
ももぐる ①紙などをもみくしゃにする。②うやむやにする。 ①「チラシをももぐって捨てた。」②「残念ながらあの問題はももぐられた。」
もます 混乱させる 「へんじょーこんごー言うて、もますな。」
もみだれ アイナメ(魚名)「もみだね」とも言う。 「岩場でもみだれが釣れた。」
ももた 太もも 「運動して、ももたが痛い。」
もやい 物を共有する。分け合う。 もやいで使おうや。」
もらう 感染する。貰う。 「風邪をもらう。」
もろーた 貰った 「もちをもろーた。」
もんぜ 東岐波の地名で門前のこと。「もんで」とも言う。 もんぜの集会所。」

「め」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「め」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
めいご 「ありゃー、わしのめいごじゃ。」
めぐ 壊す。割る。 「皿をめぐ。」
めげる 壊れる。割れる。 「ガラスがめげる。」
めーめー それぞれ。自分自分。 めーめーでやりさん。」
めーぼ ものもらい めーぼが出来た。」
めんどーしー めんどくさい めんどーしーことはやめれ。」
めんどーない 見苦しい。かわいくない。 めんどーない犬じゃね。」

「む」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「む」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
むつかしい 難しい 「今回の試験はむつかしい。」
むつかしげ ①難しそう②気難しそう ①「むつかしげなテスト」②「あの先生はむつかしげじゃね。」
むなくそがわりー 頭にくる むなくそがわりーのー。」

「み」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「み」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
みして 見せてください 「それみして。」
みしゃげる 潰れる 「箱がみしゃげた。」
みしる むしり取る 「サルが毛をみしっちょる。」
みそくそ なにもかも。めちゃくちゃ。 みそくそ一緒。」
みてくれ 外見 「この野菜はみてくれが悪い。」
みてる 無くなる 「味噌がみてた。」
みやすい 簡単だ。容易だ。 「試験がみやすい。」

「ま」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ま」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~まー ~するまい 「人のにくじは言うまー。」
まーいがまーえん やりくりがつかない。全くもって、どうにもならない。 「仕事が忙しゅうて、まーいがまーえん。」
まいたんびに 毎回 まいたんびにおなしこと言われちゃーいけん。」
まいひにまいひに 毎日 まいひにまいひについなことの繰り返しじゃ。」
まける (肌などが)かぶれる 「はでの木でまけた。」
まこと 本当に まこと、あんたの言うたことは本当じゃった。」
まぜくる 混乱させる。かき混ぜる。不必要なことをして逆効果になる。 「あんまり変なことして、まぜくらんで欲しい。」
まっつい まったく同じ。非常に似ている。 「双子はまっついじゃ。」
まどう 弁償する 「戸をやぶったけー、まどうた。」
まひげ まゆげ まひげがこいい。」
まぶれつく まとわりつく 「子どもがまぶれつく。」
まひょうしにあわん せっぱつまって間に合わない 「そねーなことじゃー、まひょうしにあわん。」
まねし 真似をする人 「ありゃー人のまねしじゃけー。」
まめ 元気 まめにしちょるかの。」
まめになる 病気が治って元気になる 「ウォーキングして、まめになった。」
まーやー ~しないようにしよう 「いじめはすまーやー。」
まるめこーだ まるめこんだ。解決した。 「うまく話をまるめこーだ。」
まん 運。縁起。 まんがえーのー。」
まんくそがわりー 頭にくる。むかつく。 「今の世の中はまんくそがわりーのー。」
まんぐりあわせて 都合をつけて まんぐりあわせて、やってまいりました。」
まんまんさん 神様。仏様。 まんまんさんを拝む。」

「ほ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ほ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~ほ 接尾語。語句を強調するために使用。 「ダメな。」
ほいから ①~なのに。②それから。 ①「全力で取り組んだほいから、全然評価されん。」②「ほいから、どうしたん?」
ほいじゃー それでは ほいじゃー、また明日。」
~ほいね ~ですよね 「来たほいね。」
~ほいや ~ですよね 「丸尾崎まで行ったほいや。」
ぼうずり デッキブラシ ぼうずりでトイレの掃除をした。」
ほーかっちょけ そのままにしておけ。放置しておけ。 「じらくりはほーかっちょけ。」
ほーからかす 放置する。「ほっからかす」とも言う。 「粗大ゴミがほーからかしてあった。」
ほーかる 捨てる。投げる。途中でやめてそのままにしておく。「ほーたる」「ほーたらかす」とも言う。 「懸案事項をほーかる。」
ほかす 捨てる 「ゴミをほかす。」
ほぐ (穴などを)あける 「穴をほいで、釘を打った。」
ほーける ふざける。人の道に外れる。 ほーけたことをすんな。」
ほげる (穴などが)あく 「道路に穴がほげちょった。」
ほしい 惜しい 「マラソン大会は僅差の二等じゃったよ。」「ほしいねー。」
ほじくる ほじる。かくれたもの(事)を露呈させる。 「昔の事をほじくる。」
ほしたら そうしたら ほしたら、えーね。」
ほじゃが でも。しかし。 ほじゃがのー、こりゃーいけんで。」
ほじゃけど それにしても。でも。 ほじゃけど、かたのえー魚じゃねー。」
ほーたりこむ どんどん投げ入れる 「ゴミをどんどんほーたりこんだ。」
ほったてごや 粗末な小屋。  
ほったらかしにする 放置する。途中でやめる。  「子どもをほったらかしにすんな。」
ほったりなげる 放り投げる 「粗暴な業者が荷物をほったりなげた。」
ほーとくない みずぼらしい。みっともない。 ほーとくない格好しなさんな。」
ぽとんこぽとんこ ぽとぽと 「雨がぽとんこぽとんこ降りよる。」
ほーなんか そうですか。そうなのか。 「ここは海抜10メーターじゃけー。」「ほーなんか。よー知っちょるのー。」
ほーべた ほっぺ ほーべたが真っ赤になった。」
ほらみー そらみたことか。「ほれみー」とも言う。 ほらみー。言うたとーりになったじゃろうがや」
ほろけ (シャツがズボンの後ろからはみ出ているような)服装が乱れている人。不潔な人。  
ほろける 落ちる 「荷物が車からほろける。」
ほろほろ あてもなくふらふらとさまよう様子 「Bさんがあすこをほろほろ歩きよったよ。」
ほん (距離や時間が)すぐ 「わしの家はほんそこいや。」
ほんこ 良い子 ほんこにしちょったかね?」
ぽんこ 大便。「ぽんにゃ」とも言う。 「犬のぽんこを踏んだ。」
ほんこほんこ (子どもをあやす時に)よしよし。良い子だ。 ほんこほんこ。えー子じゃ。」
ほんじゃーね さようなら ほんじゃーね。バイバイ。」
ほんで それで ほんで、次は何をするかね。」
ぽんぽら 竹筒 ぽんぽらめしをつくった。」

「へ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「へ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
へがす 剥がす 「台に貼ったシールをへがす。」
へぐ 剥ぐ 「壁紙をへぐ。」
へげる 剥げる 「塗装がへげた。」
へしおる ①屈服させる。②力づくで折る。 「こんなの鼻をへしおった。」
へしゃげる 潰れる。「へちゃげる」とも言う。 「菓子箱がへしゃげた。」
へたら そうしたら へたら、どうしたらえーそ?」
へたらこたら 聞き苦しい言い訳をする様 へたらこたら言うて、しろしいのー。」
へたる (機械や計器などに)ガタがくる 「この車はだいぶへたっちょるね。」
へっこむ へこむ 「卓球の玉がへっこんだ。」
へつる 減らす 「予算がぶちへつられた。」
へてから そうしてから へてから、今からなんするん?」
へてからして そうだから へてからして、こうなった。」
へで それで へで、どうなったほ?」
へーでも それでも へーでも、地球は丸い。」
へともなー へっちゃら 「人に何を言われてもへともなー。」
へぬるい ①中途半端に冷めている。②動作や対応が緩慢な。 ①「風呂がへぬるい。」②「接客態度がへぬるい。」
へーら 端っこ。横。隣。「へり」「へーり」とも言う。 「会長のへーらに座った。」
べろ べろを出して逃げた。」
へんくー 変わり者。「へんくーたれ」とも言う。 「ありゃー変わっちょる、相当のへんくーじゃ。」
へんじょーこんごー わけのわからない言い訳 へんじょーこんごー言いなさんな。」
へんちくりん 変な 「恥ずかしいけー、へんちくりんな格好しなさんな。」

「ふ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ふ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
「今日はよいよーがえーでよ。」
ふー 風体。身なり。 「70歳なのに若ふーじゃねー。」
ふいきん 布巾 ふいきんで台を拭いた。」
ふーがわりー 体裁が悪い。格好が悪い。 「遅刻するとはふーがわりーのー。」
ふくらかす 膨らます。割増させる。誇張する。 「風船をふくらかした。」
ぶすける すねる。不平を言う。 ぶすけて、帰って行った。」
ぶたじる 豚汁 ぶたじるをつくった。」
ぶち 非常に。「ぶり」とも言う。 「勉強したら、ぶち成績が上がった。」
ぶちくそ ものすごく。「ぶりくそ」とも言う。 「F1カーはぶちくそ速い。」
ぶっすわる 座って動かない 「あのそはぶっすわってなんもせん。」
ぶと ブユ(蚋) ぶとに刺された。」
ふとい ①満腹。②大きい。 「腹がふとい。」
ふろをはる 風呂水を入れる ふろをはっちょけ。」
ぶらまかす 途中で投げ出す。無責任に放棄(放置)する。 「役をぶらまかして逃げた。」
ふらんだ 西岐波校区との境界にある古原田池のこと。「ふるあんだ」とも言う。 ふらんだの溜池。」

「ひ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ひ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
明かり。電気。 「暗いけー、居間のをつけた。」
ひく 敷く 「運動場にござをひく。」
ひける 終わる 「学校がひける。」
ひがねひがら 一日中 ひがねひがらよーしゃべるのー。」
ひこじる 引きずる。「ひこずる」とも言う。 「足をひこじって歩いた。」
ひーさ 長い間 ひーさあすこには行ってないでよ。」
びす 汚物 「虫をつぶしたら、びすが出た。」
ひっしもんが 一生懸命な様子 ひっしもんがで仕事をした。」
びっしゃ ずぶ濡れ。「びっしゃこ。」「びっしょ」とも言う。 「夕立でびっしゃになった。」
ひーつく くっつく 「フロントガラスに虫がひーつく。」
ひっつきもっつき 常にくっついてまとわりついているほど仲が良い様子 「あの二人はいつもひっつきもっつきしちょる。」
ひっぱり 血縁。親戚。「ひっぱりまわし」とも言う。 「AさんはBさんのひっぱりじゃけー。」
ひとえ 一日。一晩。 「足が痛かったけど、ひとえ寝たら治った。」
ひどーする 強くする。強引にする。 「あんまりひどーするな。」
ひどーなる 怒る 「不条理なあつかいをされたけー、ひどーなった。」
ひとりった 一人当たり 「会費はひとりった3000円じゃ。」
ひなか 日中(10時~15時頃まで) ひなかは暑かったのー。」
ひまがなー 忙しい様子 「忙しゅーて、全然ひまがなー。」
ひやい 冷たい 「雪はひやい。」
ひょーける おどける。「ひょーげる」とも言う。 ひょーけてみせる。」
ひょーけもん いつもおどけて楽しい人 「あいつはひょーけもんじゃけー、いっつもばかばっかりしちょる。」
ひょんこひょんこ 気ままにぶらぶらしている様子 「隣のじいさがあすこの道をひょんこひょんこ歩きよったよ。」
ひらう 拾う 「クリをひらう。」
ひる 大小便やおならをすること 「屁をひる。」
ひーる 「田んぼでひーるにかまれた。」
ひわる (木などが)ゆがむ 「棚がひわった。」
ひんがわりー 下品な ひんがわりーことをすんな。」
びんぼく 肩車。「びんびく」とも言う。 「父にびんぼくをしてもらった。」
ひんまげる 思いっきり曲げる。独善的に大きく変える。 「あねーなーは、今までの秩序をひんまげた。」

「は」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「は」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
はー もう はー食べたんか。」「はーやれんでよ」
ばあさ お婆さん。高齢の女性。 「あのばあさはよいよ元気でよ。」
ばかをする おどけてとんでもないことをする 「あねーなーは、学生時代にばかばっかりしよった。」
はがいー 悔しい 「実力が発揮できんではがいー思いじゃった。」
はがいたらしい 非常に悔しい 「あと一歩じゃったのに。はがいたらしいのー。」
はかばら 墓地 「丸尾のはかばら。」
ばくだい 大変沢山 「エビがばくだいよーけ採れた。」
はぐる 剥がす。めくる。 「石をはぐったら、まるむしがおった。」
はげる 失敗する。 はげた人が鬼じゃけー。」
はさかる 挟まる。「はさる」とも言う。 「歯の間にものがはさかった。」
はしかゆい むず痒い 「せながはしかゆい。」
はしから 次々と はしからやめていった。」
はじっこ はじっこに陣取った。」
はしらかす 走らせる 「息子をおつかいにはしらかした。」
はしる 痛みがうずく 「虫歯がはしる。」
はす 食用レンコン はすの天ぷら。」
はせる 挟む 「パンにハムをはせて食べた。」
~ばっかし ~ばかり 「あのそは、さぼってばっかしじゃ。」
ばっくり ごっそり 「昨日の大雨で、田がばっくりくえた。」
ぱっちん メンコ ぱっちんをかえっこしようやー。」
はつる こわしてはがす 「コンクリーをはつった。」
はで ハゼノキ はでをさわったら、手がかぶれた。」
はな 最初。先端。
はなえる 始める 「書道をはなえる。」
はなから 最初から はなからダメじゃーや。」
はなをしゅむ 鼻をかむ 「鼻水が出たけー、はなをしゅんだ。」
ばば ①最悪。②大便。 ①「ばばじゃーや。」
はばしい あらっぽい。激しい。 はばしいやつ。」
はぶて すぐすねて腹を立てる人 「あいつははぶてじゃのー。」
はぶてる すねて腹を立てる 「こまいことで、はぶてんな。」
はみ マムシ はみにかぶられるけー、そこの藪に入るな。」
はよー 早く 「遅れるけー、はよーせーや。」
はわく (ほうきなどで)掃く 「外庭をほうきで、はわく。」
ばらける バラバラになる 「組紐がばらける。」
ばらす バラバラにする 「セットをばらしてこーた。」
はんとげ 中途半端 「日が暮れて仕事がはんとげになった。」

「の」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「の」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~のー ~なぁ。~だねぇ。 「それいのー。」
のく 退色する。無くなる。移動する。 「色がのいた。」
のーがわるい 具合が悪い。気分が悪い。 のーがわるくなるから、あの話はやめてくれ。」
のける ①どける。取り除く。②取っておく。 ①「シールをのけた。」②「この魚のけちょって。」
のす 成功する 「あの会社は最近のしてきた。」
のぞける 差し出す。顔を出す。出席する。 「直会に顔をのぞけた。」
のーてくーて だらだらして  「正月はのーてくーてすごした。」
のどりがいく よくわかる 「よーのどりがいく。」
のどりがいかん 要領を得ない のどりがいかんやつじゃのー。」
のーなる 無くなる。紛失する。 「いつの間にか本屋がのーなっちょった。」
のる 背筋を伸ばす。下を向いている顔を上に向ける。 「もうちょっとのって歩き。」
~のん ~しないの? 「学校にいかんのん?」

「ね」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ね」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
ねき そば。近く。「ねっき」とも言う。 「雷が鳴ったら危ないけー木のねきに行くな。」
ねくじをくる 子どもが眠くてぐずること 「子どもがねくじをくってやれんでよ。」
ねじける ①水平ではない。ナナメになっている。②性格が歪んでいる。 ①「柱がねじけちょります。」②「あねーなーは、ねじけちょるのー。」
ねじくる ねじる 「こよりをねじくってつくった。」
ねーた 相槌 そうですよね。(「ねーえ、あなた」の略。)「のーた」「のんた」とも言う。 「今日はえー天気であります、ねーた。」
ねたがえ 寝違えること ねたがえで首がいたー。」
ねたろう ずぼらな人。怠惰な生活を送る人。  「このねたろうが。」
ねちゃねちゃ べたべた。ねちねち。 「飴が溶けて、ねちゃねちゃになった。」
ねつい 熱心な。ていねいな。 「なんに対してもとことんやるねついやつじゃ。」
ねっすわる 座り込む 「じいさと畑でねっすわって、話し込んだ。」
ねばい 粘っこい。性格がしつこい。 ねばいやつじゃのー。」
ねぶる 舐める 「飴をねぶる。」
ねーま お姉さん ねーまと仲がえー。」
ねんからねんじゅう 一年中 ねんからねんじゅう歩きよるよ。」
ねんごう 文句。こじつけ。因縁。屁理屈。 「あの人はねんごうばっかりたれる。」

「ぬ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ぬ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
ぬくい あたたかい ぬくい日が続く。」
ぬくめる 温める。加熱する。 「電子レンジでぬくめる。」
ぬけ 失敗。ミス。 ぬけがおおいい人じゃね。」
ぬすくる ①失敗などを人になすりつける。②墨や絵の具、汚れなどを拭う。 ①「あの上司は失敗を部下にぬすくった。」②「手の汚れを壁にぬすくった。」
ぬすくりつける ①失敗などをなすりつける。②墨や絵の具、汚れなどをなすりつける。 ①「自分の失敗を人にぬすくりつけたらいけんよ。」②「墨をカーペットにぬすくりつけないように。」
ぬるい ①ぼんやりした。②要領が悪い。  ①「ぬるいこと言うな。」②「ぬるいやつ。」

「に」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「に」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
にいさ お兄さん にいさが正月に帰ってきた。」
にぎり ケチなこと 「あの人はにぎりじゃけー。」
にくじ 悪口 「人のにくじを言う。」
にーな ニナ貝 にーなをよーけ食うた。」
にやう 似合う 「そのコートにやうね。」

「な」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「な」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~な ~だ 「花壇の花がきれい。」
~なー ~なさいませんか 「もっとよーけ食べなー。」
~なーと ~でも 「ビールなーと飲みさん。」
ないなる 無くなる 「ここに置いちょったら、ないなるよ。」
ないようにする 無くす 「片付けをして、ゴミをないようにした。」
ないようになる 無くなる 「市内からスケート場がないようになった。」
なおす 片付ける。元通りにする。修理する。しまう。  「机の上をきれいになおす。」
ながしゅう 長い間 ながしゅう釣りに行っちょらんのー。」
なぎ 無風状態 なぎじゃけー、暑うてやれんのー。」
なきごと 弱音 「こんとぐらいでなきごといいなさんな。」
なきみそ 泣き虫 なきみそこみそ。」
なげる 放置する。放棄する。 「そねーなもんはなげちょけ。」
なして なぜ なしてあんなことをしたそか。」
~なそ ~なの。「~なほ」とも言う。 「うちダメなそ。」
~なっと せめて~くらいは 「お茶なっと、飲みさん。」
なっぱ 葉物野菜 「お肉ばかりじゃなく、なっぱも食べんといけんよ。」
なにーな そうですね。「なにーね」「なにーの」とも言う。 「やっぱ、なにーな。」
なば きのこ 「山でなばがよーけ採れた。」
なはれ ~してください 「まあ、あがりなはれ。」
なーもなー 何もない 「うちには食いもんがなーもなー。」
なら それならば なら、わしがやるけー。」
なりて やる人。する人。 「役員のなりてがおらん。」
なんぎごと 悩み事 「最近、なんぎごとがおおいい。」
なんじゃかんじゃ なんやかんや 「なんぞかんぞ」「なんだりかんだり」「なんやらかんやら」とも言う。
なんしよるん 何をしているのですか 「そんなとこ座って、なんしよるん?」
なんぞ 何か  「なんぞ、食うものはないか。」
~なんだ ~しなかった 「この前の休みの日はどこにも行かなんだ。」
なんちゅう 何という なんちゅうことかいな。」
なんでもない 大勢に影響がない。全く役に立たない。  「なんでもないこと。」
なんなと なんでも なんなと言うてーやー。」
なんなん 何なの 「あの人なんなん?」
なんぼ いくら。いくつ。 「これなんぼ?」
なんぼでも 際限なく。いくらでも。 「腹が減っちょるけー、なんぼでも食べられる。」
なんぼなんでも いくらなんでも 「なんぼなんでも、あんなことしちゃーいけんじゃろー。あまりにもむごすぎるのー。」
なんも 何も なんもない。」
なんもかんも 何もかも なんもかんもしてもろーてすまんのー。」
~なんよ ~なのさ 「東岐波は祭りがおおいいのが自慢なんよ。」

「と」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「と」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~ど ~だ。強調を表す。 「親の言うことを聞かんといけん。」
とういも 薩摩芋 とういもを掘った。」
とうきび とうもろこし 「猛暑でとうきびが枯れてしもーた。」
どーかいのー こんなことでいいんですか。こんにちは。元気ですか。どうですか。 「あんたー、どーかいのー。」
どーかん やんちゃ 「ありゃー、どーかんばっかりしよる。」
どーかんぼうず やんちゃな男の子 どーかんぼうずがおおいいのー。」
どくしょなー 非常識な。とんでもない。 どくしょなーことしてっちゃね。」
どこいらへん どこの周辺 どこいらへんに行ったらえーほ?」
としゃく わらを保存するために中央に竹を立て、それを囲む様にわらを積み重ね家の形にしたもの 「最近、としゃくは見んねー。」
どーたらこーたら あれこれ  「あの人はどーたらこーたら言いよったよ。」
どっか どこか 「暇じゃけー、どっか行かんか。」
とっぴん 大急ぎで 「急いじょるけー、とっぴんで走った。」
どつぼ 最悪 どつぼにはまってしもーた。」
とーに とっくに 「Eさんはとーに帰ったよ。」
どねー どのように。どうにも。 どねーしたらえーんか?」
どねーしよって どんなにしているのか 「だんなさんを最近見んけど、どねーしよってですか?」
どねーかして どうにかして どねーかして、気を引きつけようとしてる。」
どねーなかね こんにちは。いかがですか。 「最近、どねーなかね。」
どねーなんか どうしたのか 「顔色が悪いけど、どねーなんか。」
どねーもならん どうにもならない 「そねーな小細工してもどねーもならんど。」
どのそ どの分。どのもの。「どのほ」とも言う。 どのそがえーかね。」
とばかす 飛んでしまう 「紙をとばかしてしもーた。」
とぼけ 間抜けな人 「財布を忘れるじゃなんじゃ、とぼけじゃのー。」
どーにもならん 使い物にならない。 「ありゃー、どーにもならん。ただのえーかっこーしーじゃけー。」
どべちゃ 泥水でぐちゃぐちゃになっている様子。泥の水たまり。 どべちゃでこけて、びっしゃこになったでよ。」
どやしあげる 叱り飛ばす 「おやじにどやしあげられたもんじゃ。」
とりことりよめ 夫婦とも養子  「うちゃーとりことりよめじゃ。」
どろおとし 田植えの後の時期にする飲み会。農家の人の行事でその日は仕事をしなくて良い日。 どろおとしの日を決める。」
とんきょー おっちょこちょい。落ち着きのない行動。 とんきょーばかりすると、怪我するど。」
とんきょーさく おっちょこちょいな人 「ありゃーチョロチョロばかりして、とんきょーさくじゃ。」
とんぎらかす 尖らす 「竹を削って、とんぎらかした。」
どんこ 川の河口や潮だまりで見かける小型のハゼ科の魚の総称 「潮だまりでどんこをすくって遊んだ。」
とんちゃん ホルモン焼き 「この店のとんちゃんはうまいのー。」
どんと どのように。どのような。どんな。 「とんちゃんちゃー、どんとか?」
どんな ①どの人②どのよう ①「わやなことしたのはどんなか?」②「試験はどんなかった?」
とんびとんび とびとび 「今年のゴールデンウィークはとんびとんびに休みがある。」

「て」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「て」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
敬意を表す接続助詞 「先生が言うじゃけー。」
~て ~する人 「神輿のかつぎがおらん。」
~で ~だ 「そねーな突飛なことばかりしたら人が笑う。」
~であります ~です 「そういうことであります。」
てごー 手伝い 「ちょっと来て、てごーしてよ。」
~ですかいのー ~でしょうかね。「~ですかいねー」とも言う。 「こねー頼んでもダメですかいのー。」
~ですっちゃね ですよね 「あの人はいつも気前がえーですっちゃね。」
てぶる 途中でやめる  「あんなーがてぶるけー、わやになった。」
てぶらかす 途中でやめる。ほったらかしにする。 「途中でてぶらかすな。」
~でね ~だ 「わやでね。」
てみ 竹かご てみを編んだ。」
~でよ ~だ。~しよう。 「びっくりしたでよ。」
てれっと 何も考えずボーとしている てれっとすんな。」
てれんぱれん だらだら。いい加減に。「てれんこぱれんこ」とも言う。 「家の中でてれんぱれんすな。」
てんくら 嘘。嘘つき。無責任。でたらめ。 「えー加減な約束ばっかりして、てんくらなやつらじゃのー。」

「つ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「つ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
つい 同じ 「あんたの服はうちのとついじゃね。」
ついな 同じ ついな車が並んじょる。」
つかーさい ~してください 「おはいりつかーさい。」
つく 植木や挿し木に根がつき育つ 「さざんかがついた。」
つぐ 自動車や石油ストーブに給油する。 「ストーブに灯油をつぐ。」
つけもん 漬物 つけもんとおにぎりがあったらえー。」
~つける ~し慣れている 「やりつけちょるけー、なれたもんじゃ。」
つず  「つずをところかまわず吐いたらいけん。」
つっかけ サンダル つっかけを履いて、おつかいに行く。」
つっぺ プラスマイナスゼロ 「千円あげるけー、これでつっぺじゃね。」
つどう 予定が重なっている 「この日はつどーちょるけー、欠席します。」
つなぐ お金などを集めて回る 「自治会費をつなぐ。」
つねきる つねる。「つねくる」とも言う。 「悪いことしたらつねきるよ。」
つばえる 子どもなどがじゃれる 「駐車場でつばえると危ないよ。」
つぶける つぶれる 「菓子折りがつぶける。」
つまらん ①良くない。面白くない。②故障する。「つぁらん」とも言う。 ①「ありゃー、つまらん。」②「携帯がつまらんようになった。」
つむ (爪、髪、花などを)切る 「爪をつんだ。」
つむっちょる つぶっている 「この写真、目をつむっちょるよ。」
つやける つぶれる。汚れる。 「箱がつやけちょるよ。」

「ち」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「ち」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
ちいたー 少しは ちいたー、世の中の役に立っちょる。」
ちーと 少し。「ちっと」とも言う。 「わしの方がちーと少のーないかのー。」
ちこー 最近 「カブトガニはちこー見てないのー。」
ちじこむ 小さくなる 「カニが穴の中にちじこんで隠れた。」
ちそ 紫蘇 ちその葉。」
ちばける ふざける 「子どもがちばけて、ガラスをめいだ。」
ちびっと ほんの少し。「ちょびっと」とも言う。 ちびっと寒い。」
ちびる 摩耗する。すり減る。  「タイヤがちびた。」
ちみきる つねる。「ちみぎる」とも言う。 「わるさをしたら、ちみきるど。」
~ちゃ ~だ 「えーことばっかりあるっちゃ。」
ちゃくな 横着な ちゃくなことを言うな。」
~ちゃげる ~してあげる 「忙しそうじゃけー、てつだっちゃげる。」
~ちゃった 尊敬語 ~された 「先生が言うちゃったことを忠実に実行した。」
ちゃばちゃばいう うるさくしゃべる 「うるさいけー、朝からちゃばちゃばいうな。」
~ちゃり ~してあげなさい。「~ちゃれ」とも言う。 「ぴしっと言うちゃり。」
~ちゃる ~してやる 「びんぼくしちゃるけー。」
ちゃんちゅー デコぴん ちゃんちゅーをされたら、あおじになった。」
ちゅうれん 腰から上の高さの窓 「うちにはちゅうれんがある。」
ちょー ちょっと ちょー待ってーや。」
~ちょく ~しておく 「カイロをコンビニで買っちょく。」
~ちょけ ~しておけ 「薪を割っちょけ。」
~ちょる ~している  「元気でやっちょるかの?」
~ちょるけー ~しているから 「そんなことしちょるけー、えーことにならんそいや。」
~ちょれ ~しておけ 「今に見ちょれよ。」
ちょっきし ちょうど。「ちょっきり」とも言う。 「計算がちょっきしおーた。」
~ちょった ~した 「早めに行っちょった。」
~ちょらん ~してない 「長い間しちょらん。」
ちょんぎす キリギリス ちょんぎすがないた。」
ちりし ちりがみ。ティッシュペーパー。 ちりしで鼻をかむ。」
ちんぐー 親友 「あんなとはちんぐーじゃけーのー。」
ちんまい (大変)小さい 「ぶちちんまいもみだれが釣れたでよ。」

「た」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「た」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~たぁ ~とは 「それたぁ言わん。ようけあったど。」
~だい ~だ 「今日は寒いだい。」
たいがい ①ぎりぎりまで。②いい加減。 ①「たいがいこらえた。」②「たいがいにせーよ。」
だいがら 精米やもちつきなどに使用する足踏み式の杵 「本家にだいがらがある。」
たいぎー 面倒くさい。疲れる。 たいぎーのー。」
だいこんすり おろしがね  「りんごをだいこんすりですった。」
だいしょ 少し。以前よりは。 「最近はだいしょようなったのー。」
たいたい 魚(幼児語) たいたいが釣れたよ。」
だいぶ たくさん。ずいぶん。 だいぶたって気づいてもねー。覆水盆に返らずじゃけーね。」
たう 手などが届く 「手がたう。」
たえがたー ①恐縮だ。ありがたい。②亡くなられて気の毒だ。  
たくる まくる。めくる。 「袖をたくった。」
~だち ~したばかり 「とりだちの魚はうまいのー。」
たっける 大声で言う 「山の上から大声でたっける。」
たてる 戸などを閉める 「台風が来よるけー、雨戸をたてる。」
たっちょけ 戸などを閉めておけ 「はよー戸をたっちょけ。」
たまがす びっくりさせる。驚かす。  「急に出てきて、たまがすのー。」
だまかす 騙す 「だまくらかす。」とも言う。
たまげる びっくりする  「たぬきが道に飛び出して来たのでたまげた。」
だまし 突然の行為 だましじゃのー。」
だらしい 気分的にのらない。疲れている。 「今朝はだらしいねー。」
だる 疲れる。たるむ。 「腕がだる。」
たわけ たわけ者。馬鹿者。 「このたわけが。」
たわん 手などが届かない 「その枝までたわん。」
たんびたんび たびたび たんびたんび休んで山登りをした。」
たんびに その都度に 「行くたんびに彼はおらん。」
たんま 待ってください 「ちょっと、たんま。靴がぬげた。」

「そ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「そ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~そ ①語句を強調するために使う終助詞。②~もの。(「~ほ」と同じ意味。) 「その大きなをとって。」
~そいね ~ですよね 「くじが当たちょったそいね。」
そうじゃのーて そうでなくて 「わからんやつじゃのー。そうじゃのーて、こうじゃ。」
そーそー うろうろ。チョロチョロ。 そーそーしちょらんと落ち着きさん。」
そうなん そうなの 「これ高かったんよ。」「そうなん。」
~そいや ~ですよね 「俺は数学が苦手なそいや。」
そこいらじゅう そこら中。「そこたらじゅう。」とも言う。 そこいらじゅう、ゴミだらけじゃった。」
そこいらへん そこらの周辺 「もちをそこいらへんにばらまいた。」
そこらー そこら。そのあたり。 そこらーに放置した。」
そぞら寒い なんとなく寒い。肌寒い。うすら寒い。 「今日はそぞら寒いね。」
~ぞな ~とのこと 「ごっぽ、えーぞな。」
そねー そんなに そねー、ひどー言うちゃーのーてもえーわーね。」
そのそ その分。そのもの。「そのほ」とも言う。 そのそをとってーや。」
そらみー そらみたことか そらみー、俺が言うた通りになったろーが。人の言うことをよう聞かんけーじゃ。」
そりゃーそれ そうですね 「知らぬが一生の恥。」「そりゃーそれ。」
それいな そうですね 「それいの。」「それいや。」とも言う。
それいね そうですね 「じのイカはうまいのー。」「それいね。」
それかね そうですか  
それかの そうですか 「それかな。」とも言う。
それそれ そうですね。相槌を打つ時に使用。  
それっちゃ そうですね。相槌を打つ時に使用。 「あの人えーと思わん?」「それっちゃ。」
それっちゃそれそれ そうですね。強く賛同する時に使用。 「はよー復興して欲しいよね。」「それっちゃ、それそれ。」
それですいね そうですよね。 「そうですいね。」とも言う。
そろっと そっと そろっと、部屋に入った。」
そんで それで そんで、どうしたほ?」
そんと そのようなこと 「かわいそうじゃけー、そんとをしちゃーいけんよ。」
そんとき その時 そんときに発見した。」
そんなん そのようなこと。その人。そのようなもの。 そんなん急に言われても困るだい。」

「せ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「せ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
せーがえー 希望が持てる せーがえーのー。」
せーがない 甲斐がない。希望がない。失望した。がっかり。 「一生懸命にやっても、これじゃーせーがないのー。」
~せー ~しなさい。「せーや」とも言う。 「はよーせー。」
せかす 急がせる 「そんな早く結論を求めるなんてやぼじゃ。あんまりせかすなーや。」
せく 急ぐ。焦らす。 せくと、えーことにならんことがおおいいよ。」
せちゃーいけん したらいけない 「あんなばち当たりなことをせちゃーいけん。」
せちゃる してある 「この魚はよーしごーせちゃる。」
せちょる している 「Iさんは花壇の世話をいっそせちょるねー。」
せな 背中 せながかいー。」
ぜににならん 役に立たない。使い物にならない。 ぜににならんことをすな。」
~せにゃー ~しないと 「世の中に役に立つことをせにゃーいけんよ。」
~せる ~する 「イカをしごーせる。」
せわしい 忙しい 「12月はせわしいてやれんでよ。」
せわーなー 安心だ。平気だ。大丈夫だ。 「あの男にまかせてえーんか?」「あいつなら、せわーなー。」
~せんこと ~しないこと 「あんまりわやなことせんこといね。」
せんない 気が重い 「明日面接じゃけー、せんない。」
~せんにゃーえーのに ~しないなら良いのに 「あんなばかげたことせんにゃーえーのにねー。」

「す」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「す」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
すいい すっぱい 「このみかんは、すいいのー。」
すいち 酢醤油 「ワカメはすいちで食うとうまいよ。」
すいばり 木などのトゲ すいばりがたった。」
ずうずうべった (悪い意味で)親密である。仲良しだ。「ずるずるべった」とも言う。 「あのそとこのそは、ずうずうべったじゃ。」
すえる 腐る 「この魚はすえた匂いがするのー。」
すがる 寄りかかる 「壁にすがったけー、服が白うなった。」
すかん 嫌い 「豚肉はすかん。」
すかんたらしい いやみな すかんたらしいことをすな。」
~ずく ~しないままに 「人がおおいいけー、食わんずくに帰った。」
すくも もみがら すくもを燃やして、こやしにした。」
すげる 置く。取り付ける。 「お地蔵さんの頭をすげた。」
すじひき 定規 すじひきで線をひく。」
すたる 紛失する。なくなる。衰える。 「若いもんがおらんようになったら、この祭りもすたるのー。」
ずっちょる ずれている 「玄関マットがずっちょる。」
すっとんきょう お調子者。おとぼけ者。慌て者。 「あいつはすっとんきょうじゃ。」
すっとんきょうな 調子にのっている。とぼけている。 すっとんきょうなことをすんな。」
すな するな。「すんな」とも言う。 「いらんことをすな。」
すべくる 滑る すべくって、こけた。」
すぼんだ しぼむ 「風船がすぼんだ。」
すまんのー すみません 「迷惑かけて、すまんのー。」
~すりゃー ~すれば 「こうすりゃーえーそうや。」
する 洗う。流す。こする。 「お父さんの背中をすった。」
ずる ①ずれて落ちる②横ずれする③引きずる ①「ズボンがずった。」②「畔がずって崩れた。」③「裾をずって歩いた。」
すわい 小ずるい。抜け目ない。 すわいことをすると後がこわいよ。」

「し」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「し」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
地元 「丸尾の魚は、の魚じゃけー新鮮でうまいのー。」
しあいこ 交互にする 「背中の流しあいこをした。」
しゃあしい うるさい しゃあしい犬じゃ。」
しあわす うれしく思う。助かる。 「こねーようけ魚をもろうて、よいよしあわすだい。」
しあわせる 好都合である 「ご挨拶を冒頭にしていただきますとしあわせます。」
じいさ おじいさん 「隣のじいさは元気じゃのー。」
~しーや ~しなさい 「すぐにしーや。」
~しきる ~することができる 「明日までに夏休みの宿題をしきるかねえ。」
しかぶる おもらしをする。「しっかぶる」とも言う。 「大便をしかぶった。」
じげ 地元 「あの人はじげの人じゃけー、なんでもよー知っちょるし、よー人の世話をしてじゃ。」
じぐい 道などがぬかるんでいる。「じるい」とも言う。 「雨が降って道がじぐうなっちょる。」
しご 魚などをさばく。準備をする。「しごー」とも言う。 「そこのメバルをしごしちょってーや。」
しごにならん 始末におえない 「こんなにわやにして、しごにならんでよ。」
~しーさん ~しなさい 「早うしーさん。」
~しーさんな ~しないように 「いじわるをしーさんな。」
ししらさむい 肌寒い。うすら寒い。 「暖房を入れても、ししらさむい。」
したがらん やろうとしない 「最近の子どもはお手伝いをしたがらん。」
したじ 下の方 したじがいたんでいる。」
~しだち ~して間もない  
じだらく だらしない じだらくな生活を送るな。」
したる なくなる。紛失する。  「あすこの村まつりはしたったなー。」
しっちょる 知っている  「うちは物知りじゃけー、いろんなことをようしっちょるよ。」
しちゃった 尊敬語 された 「先生はもうしちゃったですか。」
しつれいする 途中でやめる。退席する。 「宴会の途中で早めにしつれいした。」
~しておいでる ~していらっしゃる 「先生が歩いておいでる。」
~してがない ~する人がいない 「最近は農家のやりてがない。」
~してです ~されます 「先生はよう歩いてです。」
~してみーや ~してみなさい 「くやしかったら、俺のマネしてみーや。」
~してーや ~してくださいね 「早うしてーや。」
してる 捨てる 「燃えるゴミを月曜日にしてた。」
~しちょき ~しておきなさい 「みかんにしちょき。」
~しちょらん してない 「あのそは全然、反省しちょらん。」「そりゃー、いけんのー。」
しちょる している 「元気にしちょるかね。」
じとじと じめじめ 「雨が続くけー、部屋の中がじとじとしちょる。」
~しな 途中 「行きしなに犬にほえられた。」
しなさんな するな 「あまり極端なことをしなさんな。」
しなる 枯れる。元気がなくなる。 「このなっぱは、しなっちょる。」
しぬる 死ぬ  「農薬で虫がしぬる。」
しばく 叩く。殴る。攻撃する。 「あんまり人の嫌がる事をするとしばくど。」
~しはなえる ~しはじめる。「~しはなえだす」とも言う。  
じべた 地面 じべたに座り込んだ。」
しまわかす 失敗する。やり損ねる。残念。 しまわかした!バスに乗り遅れた。」
しみる (土などが)凍る 「今朝は寒かったけー、道がしみちょった。」
しもーた しまった 「電車に傘を忘れてしもーた。」
~じゃ ~だ 「こりゃだめじゃ。」
じゃいけんほい じゃんけんぽん  
じゃから だから じゃから言ったじゃないの。」
じゃからの だからね 「あんたはわしの後継者じゃからの。」
じゃけー だから「じゃきー」とも言う。 「あねーなーはプライドの高い人間じゃけー。」
じゃこ 雑魚 じゃこばかり釣れた。」
~じゃった ~だった 「昔はえー人じゃったのに。」
~じゃのー ~ですね 「えー湯じゃのー。」
~じゃもん ~だもの 「あの人は親切でえー人じゃもん。」
~じゃろう ~だろう 「たぶん、えーじゃろう。」
~じゃわ ~だわ 「Yさんはこりん人じゃわ。」
しゃんしゃん てきぱき 「あの人はしゃんしゃんしちょるけー。」
しゃんと ちゃんと 「体がしゃんとせんのー。」
~しゅうて ~しくて 「肩がだらしゅうていけん。」
しゅーつ 手術 しゅーつが無事に成功した。」
しゅむ ①液体が他の物体に浸透する。②鼻をかむ。 ①「ソースの味がしゅんでうまいのー。」②「鼻をしゅむ。」
じゅんぐり 順番通り。順送り。 「班長がじゅんぐりに回ってくる。」
しょーがえー 性格が良い。素直な。 しょーがえーやつじゃのー。」
じょうかん ころ良い湯加減。ころ良い酒のかん。 「風呂はじょうかんかね。」
じょうしきな 強情な 「よいよ、この子はじょうしきな子じゃね。」
しょーしょーじゃなー 簡単なことではない 「一からやり直すのはしょーしょーじゃなー。」
じょーとーじょーとー 大変良い 「この料理はようできちょる。じょーとーじょーとー。」
しょうねをいれる 根性を入れる。本気で。  「しょうねをいれて取り組まんといけんよ。」
しょうねをいれかえる 心を入れ替えて真人間になる しょうねをいれかえて再スタートした。」
しょうよう(向陽) 日の山から日が昇ること  
しょんべん 小便 しょんべんをひった。」
じら わがまま。だだをこねる。 「あの子はようじらを言う子じゃ。」
じらくり わがままな人。だだをこねる子ども。偏屈者。 じらくり息子。」
じらをくる だだをこねる。言うことを聞かない。 じらをくって親に車をこうてもらった。」
しろしい うるさい。忙しい。うっとうしい。 しろしいけー、だまっちょって。」
しわい 物などが硬い。堅実な。がめつい。 「あの銀行はしわい。」
しんきな 暗い。陰険な。淋しい。 「ふられたぐらいで、しんきな顔すんな。」
しんさい しなさい 「はよー、しんさい。」
しんぱい 世話。手配。 「Dさんのしんぱいで結婚できた。」
しんぼーしー 辛抱が良い人。苦労人。 「あの人はしんぼーしーじゃけーのー。」
~しんな ~するな 「人の嫌がることはしんなーや。」
しんや 分家 しんやの家は隣にある。」

「さ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「さ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
さいさい たびたび 「あの人はさいさいうちに来る。」
さいなら さようなら 「ほんじゃー、さいなら。」
~さえる 尊敬語 ~される 「ばあさが来さえる。」
さえん よくない さえん天気じゃねー。」
さかくじをくる 逆恨みをして文句を言う 「禁煙場所で喫煙を注意したら、さかくじをくられた。」
さかし 逆さま 「亀はさかしになっても、もとにもどる。」
さかむけ ささくれ さかむけが痛い。」
さしくり ①いんちき。いんちきをした人。②調整する ①「さしくりをしたらいけんよ。」②「本日はおさしくりの上、ご参加いただき、誠にありがとうございました。」
さしくる ①いんちきをする②調整する  
さで すごく。非常に。 「ゴミをさで捨てる。」
さでくり ものすごく 「ここいらへんは蚊がさでくりおおいい。」
さでこむ 詰め込む。投げ入れる。 「ゴミをさでこむ。」
さばる ぶら下がる。のっかかる。もたれる。 「腕にさばるな。」
さばけん 始末がつかない。さっさと出来ない。 「俺だけではさばけん。」
さぶい 寒い 「氷雨はさぶい。」
~さりた 尊敬語 ~された 「隣のじいさが言いさりた。」
~さん ~してください。「~さんせ」とも言う。 「ようけ、食べさん。」
さんのーがーはい タイミングを計る時の掛け声。いっ、せー、のー、(せっ)。 「せーのーがーはい」とも言う。
さんはい タイミングを計る時の掛け声。はい。  
さんだん 準備 さんだんがうまくいって、成功した。」
さんにょー 計算 さんにょーをよーして、買い物をせんにゃーいけんよ。」

「こ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「こ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
こいい 濃い 「このコーヒーはこいいのー。」
こいつあ この人は こいつあ見かけによらず、えーやつじゃけー。」
こいも 里いも 「おにしめには、こいもを入れる。」
こう 買う 「お菓子をようけこう。」
こーた 買った 「一昨日、スマホをこーた。」
こーりもち かき餅 こーりもちを食うた。」
こーてこい 買ってきなさい 「発泡酒をこーてこい。」
こえる 太る 「正月の間にこえてしもーた。」
こがり 炊飯の際にお釜の底に出来たおこげ 「お釜についたこがりはうまいのー。」
こけ 体の垢 「風呂場でこけをすった。」
こける ①転ぶ。②倒れる。 ①「かけっこでこけた。」②「会社がこけた。」
こーこー 沢庵 こーこーだけでもめしは食えるど。」
ここいらへん このまわり 「むかし、ここいらへんは田んぼじゃったけーのー。」
ここらー ここら ここらーは県が管理しちょる。」
こころやすい 気心がしれる 「あんたとはこころやすい。」
こさぐ 削り取る 「自転車のサビをこさいで取った。」
こさえる 作る 「豪華な料理をこさえた。」
こーしゃくたれ 何かにつけて屁理屈ばかり言う人 「あんなはこーしゃくたれじゃ。」
こじろしい 騒々しいのでイライラする こじろしいけーうろうろすんな。」
ごしんぱいです 挨拶の一種。こんにちは。お疲れ様です。  
ごしんぱいでした 挨拶の一種。お疲れ様でした。  
こすい 小ずるい こすいことをすんな。」
ごそ 落ち着きのない人 「うちの子はごそじゃけー。」
こそっと こっそり こそっと隠した。」
こそぐる くすぐる 「はぶてた子どもをこそぐる。」
こそばい くすぐったい 「足の裏はこそばい。」
こっから ここから こっから中に入っちゃーいけんよ。」
ごっぽ すごく。非常に。 「あのクラブはごっぽえーよ。」
こつる 咳をする 「風邪でこつる。」
こてんここてんこ 倒れる様を現す擬音語 「リレーでこてんここてんここける人が続出した。」
ことにならん お話にならない  「遅刻するとは、ことにならんのー。」
ことんこことんこ ことこと 「屋根裏でことんこことんこ音がした。」
ごどんこごどんこ くどくど 「あのそにごどんこごどんこ文句を言われるすじあいはない。」
こばらがすく 少しお腹が減る こばらがすいたけー、間食をした。」
ごぶれいします 挨拶の一種。さようなら。失礼します。  
こねーな こんな。このような。  「こねーなことは自慢にならんど。」
こねる (足を)ひねって痛める  「足をこねて痛い。」
このそ この分。このもの。「このほ」とも言う。 このそをください。」
こまい ①小さい。細かい。②心が狭い。③ケチだ。「こんまい」とも言う。 ①「一番こまいそを取ってーや。」①②③「あの男はこまいのー。」
ごめんなせーませ ごめんくださいませ。ごめんなさい。  
こらえる 許す。容認する。 「ひどいことになったけどこらえてくれ。」
こらえてつかさー 許してください 「けがでなったけー、こらえてつかさー。」
こらえしょうがえー 我慢強い 「あんたはこらえしょうがえーのー。」
ころ キャスター。補助輪。  「スーツケースのころがやぶれた。」
ごろんこごろんこ ごろごろ 「家でごろんこごろんこすんな。」
こわい 食べ物などが固くなる 「もちがこおー(こわく)なった。」
こをだかしょう 子どもを抱っこさせてあげましょう 磯地から王子に通じる西蓮寺坂に出没する女の幽霊がこの様に人に声をかけるという伝説が残っている。
こんくりー セメント。コンクリート。  「土間にこんくりーをはった。」
ごんごんちい お化け  「早う寝んと、ごんごんちいが来るよ。」
こんと このようなこと こんとしてえーんか。」
こんとき このとき こんときしかないと思った。」
こんな こいつ。この人。お前。「こんなー」とも言う。  「こんなはいけん。」
こんのー 来ないなあ 「いつまでたってもこんのー。」

「け」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「け」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~けー ~から。言葉の語尾につけて語調を強くする場合にも使う。 「あっちに行ったけー。」
~けーね ~からね 「あの人は見た目とちごうて、えー人じゃけーね。」
けがで 故意ではなく けがでガラスを割った。」
げがでる 嘔吐する。気分が悪い。不快だ。 げがでるのー。」
げさく 下品な。みっともない。 げさくなことはやめんか。」
げってん 変わり者。こだわりを持つ人。 「ありゃーげってんじゃけーのー。」
けつまづく つまづく 「ステージでけつまづいて、こけた。」
けつる 足で蹴る 「サッカーボールをけつった。」
けつをわる 途中で投げ出してやめる 「あのほは1ヶ月でけつをわった。」
~げな ~のような 「昨日、あんたに似たげな人を宇部で見たよ。」
けび 釣り餌で青イソメ、赤イソメのこと けびでモミダレを釣った。」
けぶたい ①煙い。②目の上のたんこぶ。「けむたい」とも言う。 ①「焚き火の煙がけぶたい。」②「あの人はけぶたい存在じゃ。」
げぼ 嘔吐物 げぼを吐いた。」
けんけん 片足跳び けんけんで運動場を一周した。」

「く」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「く」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
ぐいみ グミの実 ぐいみが実っちょる。」
くいさし 食べかけ 「人のくいさし。」
くえる 崖や田のあぜなどが崩落する 「田がくえた。」
くさし 途中でやめた様子 「食べくさしのおにぎり。」
くさす 馬鹿にする 「人をくさすようなことをすんな。」
くじ(をくる) 叱る 「先生からくじゅうくられた(くじをくられた)。」
くそにもならん 役に立たない 「そねーなことをしても、くそにもならんど。」
くたびれちょる ①使い込んでよれよれになっている。②疲れている。 ①「この靴はくたびれちょる。」②「仕事がいそがしゅうてくたびれちょる。」
くだる 下痢になる 「腹がくだった。」
ぐでんこぐでんこ くどくど 「親にぐでんこぐでんこ文句を言われたっちゃ。」
くべる 薪や燃料などを補充する 「薪をくべて、風呂を焚く。」「風呂をくべる。」
ぐべんしゃ お金持ちの家  
くまんばち スズメバチ 「庭でくまんばちに刺された。」
くる 混ぜる 「トランプをくる。」
くれさん ください(ちょうだい) 「それをとってくれさん。」
くれん くれない 「なかなかとってくれん。」
くろじ 黒あざ 「廊下でこけて、くろじになった。」
ぐらぐらこく 非常に腹が立つ。「ぐらぐらする」とも言う。  「あの態度にはぐらぐらこいた。」

「き」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「き」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
きいな 黄色い きいな花が咲いた。」
きいなん 黄色の物 「あのきんなん取ってーや。」
きいみ 卵の黄身 きいみはうまいのー。」
きがねな 気が引ける。気を使う。 「こんなことまでしてもろうて、きがねなことじゃのー。」
きかん ただではすまない 「あねーなことーをせて、ただじゃーきかんけーのー。」
ぎざみ ベラ科の海水魚で「きゅうせん」のこと ぎざみを釣った。」
きさんせ 来てください 「あなたー、たまにはうちに遊びにきさんせ。」
きしな 来る途中 きしなに知った人におーた。」
きしゃない 汚い。「きちゃない」とも言う。 「泥で遊んだけー、手がきしゃなくなった。」
きすご キス科の海水魚 きすごは砂地におる。」
きつい 疲れた 「徹夜したけー、きついのー。」
きつきつ ぎゅうぎゅう 「詰め放題の品をきつきつに詰め込んだ。」
ぎったんばっこん シーソー。「きっこたんばこたん」とも言う。 ぎったんばっこんで遊びんさい。」
きばる 頑張る きばって仕事をした。」
きびる ひもなどを結ぶ 「テントのひもをきびった。」
きもがふとい 肝っ玉が大きい 「あの人はきもがふといのー。」
きもやき 親不孝者 「急におらんようになって、よいよきもやきでよ。」
きれいなかった きれいだった  「日の山から見たご来光はきれいなかった。」
きれいに すっかり 「嫌なことはきれいに忘れた。」

「か」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「か」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
かあさ お母さん かあさは元気でやっちょるかの。」
かいい かゆい 「蚊にかぶられたとこがかいい。」
かいさく 干拓 「昔の人はかいさくして農地をこさえた。」
~かいね ~だよね。「~かいな」とも言う。 「これ、もろうてえーかいね。」
かえっこする 交換する 「ぱっちんをかえっこする。」
かえって むしろ。逆に。 かえって逆効果じゃ。」
かおをのぞける 出席する。その場に出向く。 「午前中だけかおをのぞけた。」
かがと かかと かがとが痛い。」
かぎる 引っ掻く。「かぐる」とも言う。 「のら猫にかぎられた。」
かげる 陶器などの一部が欠落する 「お気に入りの湯呑がかげた。」
かごむ しゃがむ。屈む。 「ボールが飛んできたけー、かごんでよけた。」
かしこまる 正座する 「畳の上にかしこまる。」
かずえる (数を)かぞえる 「鳥の数をかずえる。」
かずく 帽子などを頭に被る 「外で遊ぶ時は、帽子をかずきなさい。」
~かた 「あんたかたはいそーじかね。」「いいやのー、うちかたは花園いね。」
かたっぽ 片方 「上履きがかたっぽのうなった。」
かたにならん 格好がつかない。形にならない。 「わやになっちょって、かたにならんでよ。」
かたんこかたんこ かたかた 「戸が破れて、かたんこかたんこいいよる。」
かちんこかちんこ かちかち。かんかん。 「外でかちんこかちんこ何か音がしよるのー。」
かつえる 飢える。ひどく腹をすかしている様子。 かつえた野良犬がわるさをした。」
かつかつ ぎりぎり。「かつがつ」とも言う。 「時間にかつかつ間におうた。」
がっくし がっかり。「がっくり」とも言う。 「テストの点が良くなかったけー、がっくしきたでよ。」
かっける 走る 「学校までかっけって行った。」
かった 借りた 「大鍋をお隣からかってきた。」
かったー ワイシャツ 「新品のかったーはえーね。」
かってこい 借りて来なさい 「Aさんの家から鍬をかってこい。」
かどっこ 「あそこのかどっこで曲がったらえー。」
~かね ~ですか? 「大丈夫かね。」
~かな ~ですか? 「えーかな。」
~かの ~ですか?~ですね。 「元気にしちょるかの。」
がなる ダミ声でうるさいほど声をあげる 「ハンドマイクでがなりよった。」
かばち 口応え。雄弁。 かばちばかり言うな。」
かばちがえー 弁が立つ 「あの男はかばちがえーけーのー。」
かばちをたれる 口応えをする。知ったかぶりに言う。生意気なことを言う。 かばちをたれるな。」
かぶる ①動物などが噛みつく。②虫などが刺す。③食べ物にかぶりつく。 ①「野良犬にかぶられた。」②「薮蚊にかぶられた。」③「鳥の足をかぶって食うた。」
かべちょろ ヤモリ 「ガラスにかべちょろがついちょる。」
かむる 皮などが被る。帽子などを被る。 「野球帽をかむった。」
がめる 独り占めにする 「かきもちをひとりでがめたらいけんよ。」
かもう いじめる。からかう。 「下級生をかもうたらいけんよ。」
かやす ①水などをこぼす。ひっくりかえす。②卵を孵化させる。 ①「コップの水をかやした。」②「にわとりの卵をかやした。」
かやる ひっくりかえる。倒れる。 「グラスがかやった。」
かやれる 水などがこぼれる 「コーラがかやれた。」
がら 体格。性格。 「うちのあねじょはおおがらじゃけー。」
からー(からい) 塩辛い 「海水はからー。」
がらんどう 空っぽ 「このドラム缶の中はがらんどうじゃ。」
かる 借りる 「アパートをかる。」
かるう 背負う 「ランドセルをかるう。」
かん (風呂の)湯加減 かんはえーかね。」
かんから 空き缶。「かんかん」とも言う。 かんからをけつって遊んだ。」
かんしょうな 神経質な  
がんぜき 熊手(掃除道具) 「外庭を掃除するけー、がんぜきとえぶを持ってきてーや。」

「お」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「お」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
おいこ 背負い具。しょいこ。 おいこをかるーた。」
おいご おいごの世話をたのまれた。」
おいでました いらっしゃいました 「遠いところ、ようおいでました。」
おいでますか ごめんください。いらっしゃいますか。 (玄関に入って)「おいでますか。」
おいでませ いらっしゃい 「こっちへおいでませ。」
おいでる いらっしゃる 「ようおいでたねー。」
おいもさん 芋類 おいもさんを食べんさん。」
おう ①背負う。②会う。 ①「赤ちゃんをおう。」②「彼氏とおうた。」
おえん どうしようもない おえんのー。」
おえりゃーせん 非常にどうしようもない 「ありゃー、おえりゃーせんでよ。」
おうちゃあ おまえは。「おんしゃー」とも言う。 おうちゃあ、なんしよるんか。」
おおいい 多い 「あんたとこのはうちのよりおおいい。」
おおきな 大きい 「そのおおきなそをとってくれ。」
おかあ お母さん。「おっかあ」とも言う。 「うちのおとうとおかあは仲がえー。」
おかいさん お粥 「かぜひいたけー、おかいさんを作ってーや。」
おかか おかかが家で待っちょる。」
おかしげ 変。怪しい。おかしい感じ。 「玄関前におかしげな人がおるよ。」
おかぶ おしり 「こけてうったけー、おかぶがいたー。」
おかん (風呂の)湯加減 「あー極楽極楽。えーおかんじゃのー。」
おき 漁場 「じいちゃんはおきにでちょる。」
おーぎょーな 大袈裟な。たいそれた。 おーぎょーなことをせんでえー。」
おーくじをくらう 大叱られする 「ミスしたら課長からおーくじをくろうた。」
おごる 怒る 「子どもが言うこと聞かんけーおごった。」
おーごと 大変に。大変なこと。 「ほんとはこまいことなんじゃけど、あねーなーがまぜくりまわして、おーごとになった。」
おしこみ 押入れ おしこみの中になおした。」
おしぴん 画鋲 おしぴんでポスターを貼った。」
おせらしい しっかりした。おとなびている。 「あのこはおせらしいね。」
おそれ 気弱な人。臆病者。こわがること。 「あねーなーは、おそれじゃけーのー。」
おそれをしらん 大胆不敵なこと。こわがることを知らない。 「あんな高い所から飛び降りて、おそれをしらんやつじゃのー。」
おそらかす 恐れさせる 「あんまり変なこと言うて、おそらかすな。」
おーた ①計算などが合った。②見合った。ピッタリな。 ①「テストの答えが全部おーた。」②「あなたにおーた服じゃね。」
おーたもんじゃなー 見合ったもんじゃない。損だ。全く思ったようにならない。 「えーことしたのに怒られて、おーたもんじゃなー。」
おつかれでございます さよなら 「大変おつかれでございます。」
おってかねぇー ごめんください。いらっしゃいますか。 (玄関先で)「おってかねぇー。」
おてらさん 僧侶 「四十九日でおてらさんが来ちゃった。」
おーてんくら 大雑把でいい加減な人。うそつき。おおでたらめ。 「あねーなーはおーてんくらじゃけーいけん。」
おとう お父さん おとうからどやしあげられた。」
おとこし 男の人々 おとこしは漁に出ておらんよ。」
おとつい おととい 「会長がおとつい来ちゃった。」
おとどし 一昨年 おとどしに大きな台風が来た。」
おーどーな 横着な おーどーな人はすかん。」
おどりゃー 凄んで発する罵声 「おんどりゃー」「おどらー」「おんどらー」とも言う。
おとろしい 恐ろしい 「あの人はおとろしい顔をしちょった。」
おなごし 女の人々 「防災訓練でおなごしがむすびをこさえた。」
おなし 同じ。「おんなし」とも言う。 おなし服じゃね。」
おーばなしになる 大きな噂になる 「Aさんのことがおーばなしになっちょるよ。」
おぼえん 忘れた。解らない。知らない。覚えていない。 「わしゃ、ようおぼえんでよ。」
おーぼっか 大雑把 おーぼっかなことばっかりしちょるとあとが困るよ。」
おもやい 共有する 「服を娘とおもやいしちょるよ。」「エコやね。」
おもろうない 面白くない 「マンネリ化しておもろうない。」
おもわんときに 突然に。突如として。思いもかけない。 おもわんときに宝くじが当たった。」
おばいけ さらし鯨 おばいけはすみそで食べるそ。」
おぶう おんぶする。「おぶる」とも言う。 「よう妹をおぶうて帰ったもんじゃ。」
おーまち 大きな田んぼ 「あのおーまちはBさんの田んぼじゃ。」
おめでとーあります おめでとうございます 「このたびはおめでとーありました。」
おらん いない 「イベントに行ったが、知ったもんが誰もおらんかった。」
おりてがない 誰もいない。留守。 「Cさんとこに行ったけど、おりてがなかった。」
おる いる(存在をあらわす) 「隣の家には犬がおる。」

「え」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「え」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
えー ①良い。②必要ない。 ①「最近えーことばっかりある。」②「これいるかね?」「はーえー。」
えーあんばい ちょど良い具合 「この魚は、えーあんばいに焼けちょるのー。」
えーくそ 物事が思い通りにならない時に発する罵声 「思い通りにならん!えーくそ。」
えーぐあいに 良い感じで えーぐあいにやっちょきます。」
えーかいのー いいんですかねぇ 「そんとばっかりして、えーかいのー。」
えーかげん いいかげん えーかげんにせーよー。」
えかった 良かった 「場所が変わってえかった。」
えき 谷間の狭い場所 えきに水が湧く。」
えきだ 谷間の田んぼ えきだの管理はぶちえらー。」
えーきなもん いい気なもの 「あんなことしちょって、えーきなもんいや。」
えーころあい ちょうどいいかげん えーころあいで魚が焼けた。」
えーころにせーよ いい加減にしろよ 「好き勝手してから!えーころにせーよー!」
えーころはちべー いい加減な人。無責任な人。 「あの人はえーかげんな人じゃ。」「えーころはちべーじゃね。」
えーたん エイ(魚) えーたんが釣れた。」
えばる 威張る 「こんなことぐらいでえばるな。」
えぶ 竹で編んだちりとり えぶで外庭のゴミを運んだ。」
えぼし 鶏冠  
えっと たくさん えっと楽しい人が集まった。」
えどる なぞる 「淵をえどって書く。」
えーのー 良いことですね。いいですね。 「宝くじで一等が当たった。」「えーのー。」
えーやらやっと ようやくのことで。やっとこさ。 えーやらやっと免許が取れた。」
えらー(えらい) ①疲れた。②困難だ。 ①「体がえらー。」②「明日までに必ずやって下さい。」「そりゃー、えらーのー。」
えらーめにあう ひどい仕打ちにあう。ひどいことになる。 「不意打ちを食らって、えらーめにおうた。」
えろーてえろーて だるくてだるくて 「朝からえろーてえろーて。」
えんこ 人を川や海の中に引き込むという伝説の動物 「お盆の海は、えんこが引くから海水浴には行くな。」
えんぽとたんぽ 遠く離れているたとえ 「宇部駅と宇部新川駅じゃあ、えんぽとたんぽじゃね。」
えんやらやっと やっとの思いで。やっとのことで。 「走ったけーえんやらやっと間におうたでよ。」

「う」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「う」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
うそこけ 冗談でしょう。嘘を言うな。うそつけ。 「テストがみやすかったって?うそこけ。」
うち うちはクラスでいっちゃんこまい。」
うちかた 私の家 うちかたは晩御飯が遅いよ。」
うちら 私たち うちらは仲がえーよね。」
うめる ①風呂などの温度を下げる。②濃度を下げる。 ①「熱いけー、風呂をうめちょけ。」②白い乳酸菌飲料を水でうめてつくった。
うつる 感染する 「風邪をうつされた。」
うるう 満ち足りている。満腹だ。 うるうちょるけー、はー食えんのー。」
うわぐつ 上履き うわぐつを学校に忘れんように。」
うわっぱり 上着 「寒いけー、うわっぱりを着て行きなさい。」
うんにゃ いいえ 「出来んかね?」「うんにゃ、出来たよ。」

「い」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「い」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
いいごとをいう 文句を言う いいごとばかりいうな。」
いーえのー どういたしまして。「いーやのー」とも言う。 「ありがとうございました。」「いーえのー。」
いが とげ。「いがいが」とも言う。 「栗のいがが刺さって痛い。」
いがく ゆでる 「卵をいがいた。」
いがる 叫ぶ。怒って大きな声を出す。 「そねー、いがらんでもええじゃろうにのー。」
いかんか 行かないか 「どっか遊びにいかんか?」
いぎ 小骨。草等の小さなとげ。 「のどに魚のいぎが刺さって痛い。」
いきし 行く途中。「いきしな」とも言う。 「学校のいきしにこけた。」
いきめがいかん うまくいかない。気がきかない。 「要領が悪うて、いきめがいかんやつじゃのー。」
いきめがいく 物事が円滑にうまくいく。気が利く。 「あのそはなかなかいきめがいく仕事をするのー。」
いけん 良くない。だめだ。 「こりゃ、いけん。」
いごきもすごきもせん 微動だにしない。全く動かない。どうにもならない。 「この虫はじっとしていて、いごきもすごきもせん。」
いこじ 頑固だ 「あねーなーはいこじなやつじゃ。」
いじくる いろいろと触る 「作品をいじくると破れるよ。」
いじける すねる 「あんまり変な事ばかり押し付けるといじけるよ。」
いそーじ 東岐波の地名。磯地。 「センターはいそーじにある。」
いたらんこと 余計なこと いたらんことはせんほうがえーよ。」
いちんち 一日 「昨日はいちんち中、家におったよ。」
いっしょくた 一緒にする。ひとまとめにする。 「みそもくそもいっしょくたにするな。」
いっそ いつも。終始。 「あの人はいっそ来よってよ。」
いっこも ひとつも。全然。 「もちまきで、もちがいっこもとれなかった。」
いっちゃった 尊敬語 行かれた 「先生があっちにいっちゃった。」
いっちゃん 一番 「A君はクラスで足がいっちゃん早い。」
いっちょうらい 一張羅 「今日はいっちょうらいを着てきた。」
いっつも いつも 「あの人はいっつもあすこへ座っちょる。」
いつもかつも 常に。常時。 「交通指導員さんは大変じゃ。いつもかつもあそこに立っちょってじゃけー。」
いで 堰(せき)。溝。 「大雨で、いでがくえた。」
いなげな 怪しい。妙な。変な。 いなげなものをこうてくんな。」
いびつけない かわいそうな (目下の者や動物に対する憐れみの言葉)
いぬる 帰る 「はー用事が済んだけーいぬるよ。」
いね 帰れ!(命令) 「はよう、いね!」
~いな ~です。「~いの」とも言う。 「彼は立派な人じゃね。」「それいな。」
~いね ~です 「あの人はえー人いね。」
いましがた 少し前 「あのほは、いましがた帰ったど。」
いら ①神経質でいらいらすること。またはその様な性格の人。②クラゲ。 ①「わしゃーいらじゃけー。」②「いらに刺された。」
いらう 触る。「いろう」とも言う。 「買わん品物はいらわんでね。」
いらんせわ お節介 「そんなんせんでえー。いらんせわじゃけー。」
いりこ 煮干し いりこで出汁をとる。」
いわえる ロープなどで縛る 「船をいわえちょけ。」
いんじゃった 尊敬語 帰られた 「先生は、いんじゃったよ。」
いんでくる 帰ってくる 「忘れ物を取りにいんできた。」
いんにゃ いいえ 「はー、終わったそ?」「いんにゃ、終わっちょらん。」
~いや 接尾語 ~だ 「知っちょるいや。」
いんやのー いいえ(強い否定) 「こりゃーあんたがやったそか。」「いんやのー、わしゃー知らんど。」

「あ」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「あ」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
あいた 飽きた 「マンネリ化しちょるけー、はーあいた。」
あおけび 青イソメ あおけびでハゼがぶち釣れて嬉しかった。」
あおじ 青あざ 「こけて、あおじになった。」
あかい 明るい 「空があかい。」
あがく 寝相が悪く、動く。もがく。 「蒲団の中であがく。」
あかけび 赤イソメ あかけびはメバルがよう食うよ。」
あかはら イモリ 「あの溝にはあかはらがようけおるだい。」
あく 飽きる 「同じことばっかしで、あくのー。」
あける 飽きる 「あのお笑い芸人は、はーあけたのー。」
~あげる とことんする 「柿泥棒をどやしあげた。」
あこーなる ①赤くなる。②明るくなる。 ①「リンゴが熟れて、あこーなった。」②「夜が明けて、外があこーなってきた。」
あすこ あそこ あすこの角を曲がって、2軒目じゃけー。」
あずる 手間取る あずっちょったけー、おそうなったいや。」
あたる さわる 「火鉢に手があたって、やけどした。」
あっから あちらから。あそこから。 あっからここまで来た。」
あっこ あそこ あっこに行く。」
あっこらへん あそこあたり あっこらへんの農家はみな田んぼをつくっちょる。」
あなたー ねえ あなたーまめでありますか。」
あーぬく 上を向く 「そんなことしちゃーいけん。あーぬいて、つずをはくようなもんじゃけーね。」
あねーな あんな あねーな人には、なりんなーや。」
あねーなー あの人 あねーなーには、よう言うてきかさんにゃーいけんのー。」
あずりまわす 困ってもがく。困ってあたふたする。 「そねー、あわててあずりまわさんでもえー。」
あねーこねー ああだこうだ。いろいろ。「あねえのこねえの」とも言う。 あねーこねー言うて、言い訳すんな。」
あねじょ お姉さん。年上の女性。「あねじょう」とも言う。 「ありゃー、うちのあねじょじゃ。」
あのそ あの分。あのもの。あの人。「あのほ」とも言う。 あのそをとってーや。」
あわん ①割に合わない。②性格が合わない。 ①「あの人は、あわんことはせんって言うちゃった。」②「あねーなーとはあわん。」
あらましい 粗雑な。乱雑な。 あらましい性格じゃのー。」
ありこ 蟻。「ありんこ」とも言う。 「砂糖にありこがたかった。」
ありゃあー あの人は。あれは。 ありゃあー、見かけによらず骨のあるやつじゃのー。」
ありゃりゃあー あれあれ ありゃりゃあー、びっくりした。」
あれらー あの人たち あれらーは、あねーなとこに座ってなんしよるんか?」
あんきな ひまな。のんきな。余裕のある。 あんきなもんじゃのー。」
あんたかた お宅。あなたの家。「あんたんかた」とも言う。 あんたかたはもんぜかね?」
あんに あそこに。あちらに。 「ほれ、あんにある。」
あんと あのような あんとしちゃーいけんよ。」
あんなー あいつ。あのもの。「あんな」とも言う。 あんなーはどこに行った?」
あんねー あのねえ あんねー、ないしょ話があるんよ。」

広報「ひがしきわ」平成23年2月号

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成23年1月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年12月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年11月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年10月号

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年9月号

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年8月号

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年7月号

 

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年6月号

 

 

 

 

広報「ひがしきわ」平成22年5月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東岐波ふれあい散策マップ(売価100円)

東岐波ふれあい散策マップのPDFを公開しました。