「き」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「き」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
きいな 黄色い きいな花が咲いた。」
きいなん 黄色の物 「あのきんなん取ってーや。」
きいみ 卵の黄身 きいみはうまいのー。」
きがねな 気が引ける。気を使う。 「こんなことまでしてもろうて、きがねなことじゃのー。」
きかん ただではすまない 「あねーなことーをせて、ただじゃーきかんけーのー。」
ぎざみ ベラ科の海水魚で「きゅうせん」のこと ぎざみを釣った。」
きさんせ 来てください 「あなたー、たまにはうちに遊びにきさんせ。」
きしな 来る途中 きしなに知った人におーた。」
きしゃない 汚い。「きちゃない」とも言う。 「泥で遊んだけー、手がきしゃなくなった。」
きすご キス科の海水魚 きすごは砂地におる。」
きつい 疲れた 「徹夜したけー、きついのー。」
きつきつ ぎゅうぎゅう 「詰め放題の品をきつきつに詰め込んだ。」
ぎったんばっこん シーソー。「きっこたんばこたん」とも言う。 ぎったんばっこんで遊びんさい。」
きばる 頑張る きばって仕事をした。」
きびる ひもなどを結ぶ 「テントのひもをきびった。」
きもがふとい 肝っ玉が大きい 「あの人はきもがふといのー。」
きもやき 親不孝者 「急におらんようになって、よいよきもやきでよ。」
きれいなかった きれいだった  「日の山から見たご来光はきれいなかった。」
きれいに すっかり 「嫌なことはきれいに忘れた。」

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