【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「と」から始まる東岐波の方言】
| 方言 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| ~ど | ~だ。強調を表す。 | 「親の言うことを聞かんといけんど。」 |
| とういも | 薩摩芋 | 「とういもを掘った。」 |
| とうきび | とうもろこし | 「猛暑でとうきびが枯れてしもーた。」 |
| どーかいのー | こんなことでいいんですか。こんにちは。元気ですか。どうですか。 | 「あんたー、どーかいのー。」 |
| どーかん | やんちゃ | 「ありゃー、どーかんばっかりしよる。」 |
| どーかんぼうず | やんちゃな男の子 | 「どーかんぼうずがおおいいのー。」 |
| どくしょなー | 非常識な。とんでもない。 | 「どくしょなーことしてっちゃね。」 |
| どこいらへん | どこの周辺 | 「どこいらへんに行ったらえーほ?」 |
| としゃく | わらを保存するために中央に竹を立て、それを囲む様にわらを積み重ね家の形にしたもの | 「最近、としゃくは見んねー。」 |
| どーたらこーたら | あれこれ | 「あの人はどーたらこーたら言いよったよ。」 |
| どっか | どこか | 「暇じゃけー、どっか行かんか。」 |
| とっぴん | 大急ぎで | 「急いじょるけー、とっぴんで走った。」 |
| どつぼ | 最悪 | 「どつぼにはまってしもーた。」 |
| とーに | とっくに | 「Eさんはとーに帰ったよ。」 |
| どねー | どのように。どうにも。 | 「どねーしたらえーんか?」 |
| どねーしよって | どんなにしているのか | 「だんなさんを最近見んけど、どねーしよってですか?」 |
| どねーかして | どうにかして | 「どねーかして、気を引きつけようとしてる。」 |
| どねーなかね | こんにちは。いかがですか。 | 「最近、どねーなかね。」 |
| どねーなんか | どうしたのか | 「顔色が悪いけど、どねーなんか。」 |
| どねーもならん | どうにもならない | 「そねーな小細工してもどねーもならんど。」 |
| どのそ | どの分。どのもの。「どのほ」とも言う。 | 「どのそがえーかね。」 |
| とばかす | 飛んでしまう | 「紙をとばかしてしもーた。」 |
| とぼけ | 間抜けな人 | 「財布を忘れるじゃなんじゃ、とぼけじゃのー。」 |
| どーにもならん | 使い物にならない。 | 「ありゃー、どーにもならん。ただのえーかっこーしーじゃけー。」 |
| どべちゃ | 泥水でぐちゃぐちゃになっている様子。泥の水たまり。 | 「どべちゃでこけて、びっしゃこになったでよ。」 |
| どやしあげる | 叱り飛ばす | 「おやじにどやしあげられたもんじゃ。」 |
| とりことりよめ | 夫婦とも養子 | 「うちゃーとりことりよめじゃ。」 |
| どろおとし | 田植えの後の時期にする飲み会。農家の人の行事でその日は仕事をしなくて良い日。 | 「どろおとしの日を決める。」 |
| とんきょー | おっちょこちょい。落ち着きのない行動。 | 「とんきょーばかりすると、怪我するど。」 |
| とんきょーさく | おっちょこちょいな人 | 「ありゃーチョロチョロばかりして、とんきょーさくじゃ。」 |
| とんぎらかす | 尖らす | 「竹を削って、とんぎらかした。」 |
| どんこ | 川の河口や潮だまりで見かける小型のハゼ科の魚の総称 | 「潮だまりでどんこをすくって遊んだ。」 |
| とんちゃん | ホルモン焼き | 「この店のとんちゃんはうまいのー。」 |
| どんと | どのように。どのような。どんな。 | 「とんちゃんちゃー、どんとか?」 |
| どんな | ①どの人②どのよう | ①「わやなことしたのはどんなか?」②「試験はどんなかった?」 |
| とんびとんび | とびとび | 「今年のゴールデンウィークはとんびとんびに休みがある。」 |
