「た」から始まる東岐波の方言

【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「た」から始まる東岐波の方言】

方言 意味 用例
~たぁ ~とは 「それたぁ言わん。ようけあったど。」
~だい ~だ 「今日は寒いだい。」
たいがい ①ぎりぎりまで。②いい加減。 ①「たいがいこらえた。」②「たいがいにせーよ。」
だいがら 精米やもちつきなどに使用する足踏み式の杵 「本家にだいがらがある。」
たいぎー 面倒くさい。疲れる。 たいぎーのー。」
だいこんすり おろしがね  「りんごをだいこんすりですった。」
だいしょ 少し。以前よりは。 「最近はだいしょようなったのー。」
たいたい 魚(幼児語) たいたいが釣れたよ。」
だいぶ たくさん。ずいぶん。 だいぶたって気づいてもねー。覆水盆に返らずじゃけーね。」
たう 手などが届く 「手がたう。」
たえがたー ①恐縮だ。ありがたい。②亡くなられて気の毒だ。  
たくる まくる。めくる。 「袖をたくった。」
~だち ~したばかり 「とりだちの魚はうまいのー。」
たっける 大声で言う 「山の上から大声でたっける。」
たてる 戸などを閉める 「台風が来よるけー、雨戸をたてる。」
たっちょけ 戸などを閉めておけ 「はよー戸をたっちょけ。」
たまがす びっくりさせる。驚かす。  「急に出てきて、たまがすのー。」
だまかす 騙す 「だまくらかす。」とも言う。
たまげる びっくりする  「たぬきが道に飛び出して来たのでたまげた。」
だまし 突然の行為 だましじゃのー。」
だらしい 気分的にのらない。疲れている。 「今朝はだらしいねー。」
だる 疲れる。たるむ。 「腕がだる。」
たわけ たわけ者。馬鹿者。 「このたわけが。」
たわん 手などが届かない 「その枝までたわん。」
たんびたんび たびたび たんびたんび休んで山登りをした。」
たんびに その都度に 「行くたんびに彼はおらん。」
たんま 待ってください 「ちょっと、たんま。靴がぬげた。」

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