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「え」から始まる東岐波の方言
【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「え」から始まる東岐波の方言】
| 方言 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| えー | ①良い。②必要ない。 | ①「最近えーことばっかりある。」②「これいるかね?」「はーえー。」 |
| えーあんばい | ちょど良い具合 | 「この魚は、えーあんばいに焼けちょるのー。」 |
| えーくそ | 物事が思い通りにならない時に発する罵声 | 「思い通りにならん!えーくそ。」 |
| えーぐあいに | 良い感じで | 「えーぐあいにやっちょきます。」 |
| えーかいのー | いいんですかねぇ | 「そんとばっかりして、えーかいのー。」 |
| えーかげん | いいかげん | 「えーかげんにせーよー。」 |
| えかった | 良かった | 「場所が変わってえかった。」 |
| えき | 谷間の狭い場所 | 「えきに水が湧く。」 |
| えきだ | 谷間の田んぼ | 「えきだの管理はぶちえらー。」 |
| えーきなもん | いい気なもの | 「あんなことしちょって、えーきなもんいや。」 |
| えーころあい | ちょうどいいかげん | 「えーころあいで魚が焼けた。」 |
| えーころにせーよ | いい加減にしろよ | 「好き勝手してから!えーころにせーよー!」 |
| えーころはちべー | いい加減な人。無責任な人。 | 「あの人はえーかげんな人じゃ。」「えーころはちべーじゃね。」 |
| えーたん | エイ(魚) | 「えーたんが釣れた。」 |
| えばる | 威張る | 「こんなことぐらいでえばるな。」 |
| えぶ | 竹で編んだちりとり | 「えぶで外庭のゴミを運んだ。」 |
| えぼし | 鶏冠 | |
| えっと | たくさん | 「えっと楽しい人が集まった。」 |
| えどる | なぞる | 「淵をえどって書く。」 |
| えーのー | 良いことですね。いいですね。 | 「宝くじで一等が当たった。」「えーのー。」 |
| えーやらやっと | ようやくのことで。やっとこさ。 | 「えーやらやっと免許が取れた。」 |
| えらー(えらい) | ①疲れた。②困難だ。 | ①「体がえらー。」②「明日までに必ずやって下さい。」「そりゃー、えらーのー。」 |
| えらーめにあう | ひどい仕打ちにあう。ひどいことになる。 | 「不意打ちを食らって、えらーめにおうた。」 |
| えろーてえろーて | だるくてだるくて | 「朝からえろーてえろーて。」 |
| えんこ | 人を川や海の中に引き込むという伝説の動物 | 「お盆の海は、えんこが引くから海水浴には行くな。」 |
| えんぽとたんぽ | 遠く離れているたとえ | 「宇部駅と宇部新川駅じゃあ、えんぽとたんぽじゃね。」 |
| えんやらやっと | やっとの思いで。やっとのことで。 | 「走ったけーえんやらやっと間におうたでよ。」 |
「う」から始まる東岐波の方言
【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「う」から始まる東岐波の方言】
| 方言 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| うそこけ | 冗談でしょう。嘘を言うな。うそつけ。 | 「テストがみやすかったって?うそこけ。」 |
| うち | 私 | 「うちはクラスでいっちゃんこまい。」 |
| うちかた | 私の家 | 「うちかたは晩御飯が遅いよ。」 |
| うちら | 私たち | 「うちらは仲がえーよね。」 |
| うめる | ①風呂などの温度を下げる。②濃度を下げる。 | ①「熱いけー、風呂をうめちょけ。」②白い乳酸菌飲料を水でうめてつくった。 |
| うつる | 感染する | 「風邪をうつされた。」 |
| うるう | 満ち足りている。満腹だ。 | 「うるうちょるけー、はー食えんのー。」 |
| うわぐつ | 上履き | 「うわぐつを学校に忘れんように。」 |
| うわっぱり | 上着 | 「寒いけー、うわっぱりを着て行きなさい。」 |
| うんにゃ | いいえ | 「出来んかね?」「うんにゃ、出来たよ。」 |
「い」から始まる東岐波の方言
【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「い」から始まる東岐波の方言】
| 方言 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| いいごとをいう | 文句を言う | 「いいごとばかりいうな。」 |
| いーえのー | どういたしまして。「いーやのー」とも言う。 | 「ありがとうございました。」「いーえのー。」 |
| いが | とげ。「いがいが」とも言う。 | 「栗のいがが刺さって痛い。」 |
| いがく | ゆでる | 「卵をいがいた。」 |
| いがる | 叫ぶ。怒って大きな声を出す。 | 「そねー、いがらんでもええじゃろうにのー。」 |
| いかんか | 行かないか | 「どっか遊びにいかんか?」 |
| いぎ | 小骨。草等の小さなとげ。 | 「のどに魚のいぎが刺さって痛い。」 |
| いきし | 行く途中。「いきしな」とも言う。 | 「学校のいきしにこけた。」 |
| いきめがいかん | うまくいかない。気がきかない。 | 「要領が悪うて、いきめがいかんやつじゃのー。」 |
| いきめがいく | 物事が円滑にうまくいく。気が利く。 | 「あのそはなかなかいきめがいく仕事をするのー。」 |
| いけん | 良くない。だめだ。 | 「こりゃ、いけん。」 |
| いごきもすごきもせん | 微動だにしない。全く動かない。どうにもならない。 | 「この虫はじっとしていて、いごきもすごきもせん。」 |
| いこじ | 頑固だ | 「あねーなーはいこじなやつじゃ。」 |
| いじくる | いろいろと触る | 「作品をいじくると破れるよ。」 |
| いじける | すねる | 「あんまり変な事ばかり押し付けるといじけるよ。」 |
| いそーじ | 東岐波の地名。磯地。 | 「センターはいそーじにある。」 |
| いたらんこと | 余計なこと | 「いたらんことはせんほうがえーよ。」 |
| いちんち | 一日 | 「昨日はいちんち中、家におったよ。」 |
| いっしょくた | 一緒にする。ひとまとめにする。 | 「みそもくそもいっしょくたにするな。」 |
| いっそ | いつも。終始。 | 「あの人はいっそ来よってよ。」 |
| いっこも | ひとつも。全然。 | 「もちまきで、もちがいっこもとれなかった。」 |
| いっちゃった | 尊敬語 行かれた | 「先生があっちにいっちゃった。」 |
| いっちゃん | 一番 | 「A君はクラスで足がいっちゃん早い。」 |
| いっちょうらい | 一張羅 | 「今日はいっちょうらいを着てきた。」 |
| いっつも | いつも | 「あの人はいっつもあすこへ座っちょる。」 |
| いつもかつも | 常に。常時。 | 「交通指導員さんは大変じゃ。いつもかつもあそこに立っちょってじゃけー。」 |
| いで | 堰(せき)。溝。 | 「大雨で、いでがくえた。」 |
| いなげな | 怪しい。妙な。変な。 | 「いなげなものをこうてくんな。」 |
| いびつけない | かわいそうな | (目下の者や動物に対する憐れみの言葉) |
| いぬる | 帰る | 「はー用事が済んだけーいぬるよ。」 |
| いね | 帰れ!(命令) | 「はよう、いね!」 |
| ~いな | ~です。「~いの」とも言う。 | 「彼は立派な人じゃね。」「それいな。」 |
| ~いね | ~です | 「あの人はえー人いね。」 |
| いましがた | 少し前 | 「あのほは、いましがた帰ったど。」 |
| いら | ①神経質でいらいらすること。またはその様な性格の人。②クラゲ。 | ①「わしゃーいらじゃけー。」②「いらに刺された。」 |
| いらう | 触る。「いろう」とも言う。 | 「買わん品物はいらわんでね。」 |
| いらんせわ | お節介 | 「そんなんせんでえー。いらんせわじゃけー。」 |
| いりこ | 煮干し | 「いりこで出汁をとる。」 |
| いわえる | ロープなどで縛る | 「船をいわえちょけ。」 |
| いんじゃった | 尊敬語 帰られた | 「先生は、いんじゃったよ。」 |
| いんでくる | 帰ってくる | 「忘れ物を取りにいんできた。」 |
| いんにゃ | いいえ | 「はー、終わったそ?」「いんにゃ、終わっちょらん。」 |
| ~いや | 接尾語 ~だ | 「知っちょるいや。」 |
| いんやのー | いいえ(強い否定) | 「こりゃーあんたがやったそか。」「いんやのー、わしゃー知らんど。」 |
「あ」から始まる東岐波の方言
【心に海や自然が浮かんでくる、表現豊かな「あ」から始まる東岐波の方言】
| 方言 | 意味 | 用例 |
|---|---|---|
| あいた | 飽きた | 「マンネリ化しちょるけー、はーあいた。」 |
| あおけび | 青イソメ | 「あおけびでハゼがぶち釣れて嬉しかった。」 |
| あおじ | 青あざ | 「こけて、あおじになった。」 |
| あかい | 明るい | 「空があかい。」 |
| あがく | 寝相が悪く、動く。もがく。 | 「蒲団の中であがく。」 |
| あかけび | 赤イソメ | 「あかけびはメバルがよう食うよ。」 |
| あかはら | イモリ | 「あの溝にはあかはらがようけおるだい。」 |
| あく | 飽きる | 「同じことばっかしで、あくのー。」 |
| あける | 飽きる | 「あのお笑い芸人は、はーあけたのー。」 |
| ~あげる | とことんする | 「柿泥棒をどやしあげた。」 |
| あこーなる | ①赤くなる。②明るくなる。 | ①「リンゴが熟れて、あこーなった。」②「夜が明けて、外があこーなってきた。」 |
| あすこ | あそこ | 「あすこの角を曲がって、2軒目じゃけー。」 |
| あずる | 手間取る | 「あずっちょったけー、おそうなったいや。」 |
| あたる | さわる | 「火鉢に手があたって、やけどした。」 |
| あっから | あちらから。あそこから。 | 「あっからここまで来た。」 |
| あっこ | あそこ | 「あっこに行く。」 |
| あっこらへん | あそこあたり | 「あっこらへんの農家はみな田んぼをつくっちょる。」 |
| あなたー | ねえ | 「あなたーまめでありますか。」 |
| あーぬく | 上を向く | 「そんなことしちゃーいけん。あーぬいて、つずをはくようなもんじゃけーね。」 |
| あねーな | あんな | 「あねーな人には、なりんなーや。」 |
| あねーなー | あの人 | 「あねーなーには、よう言うてきかさんにゃーいけんのー。」 |
| あずりまわす | 困ってもがく。困ってあたふたする。 | 「そねー、あわててあずりまわさんでもえー。」 |
| あねーこねー | ああだこうだ。いろいろ。「あねえのこねえの」とも言う。 | 「あねーこねー言うて、言い訳すんな。」 |
| あねじょ | お姉さん。年上の女性。「あねじょう」とも言う。 | 「ありゃー、うちのあねじょじゃ。」 |
| あのそ | あの分。あのもの。あの人。「あのほ」とも言う。 | 「あのそをとってーや。」 |
| あわん | ①割に合わない。②性格が合わない。 | ①「あの人は、あわんことはせんって言うちゃった。」②「あねーなーとはあわん。」 |
| あらましい | 粗雑な。乱雑な。 | 「あらましい性格じゃのー。」 |
| ありこ | 蟻。「ありんこ」とも言う。 | 「砂糖にありこがたかった。」 |
| ありゃあー | あの人は。あれは。 | 「ありゃあー、見かけによらず骨のあるやつじゃのー。」 |
| ありゃりゃあー | あれあれ | 「ありゃりゃあー、びっくりした。」 |
| あれらー | あの人たち | 「あれらーは、あねーなとこに座ってなんしよるんか?」 |
| あんきな | ひまな。のんきな。余裕のある。 | 「あんきなもんじゃのー。」 |
| あんたかた | お宅。あなたの家。「あんたんかた」とも言う。 | 「あんたかたはもんぜかね?」 |
| あんに | あそこに。あちらに。 | 「ほれ、あんにある。」 |
| あんと | あのような | 「あんとしちゃーいけんよ。」 |
| あんなー | あいつ。あのもの。「あんな」とも言う。 | 「あんなーはどこに行った?」 |
| あんねー | あのねえ | 「あんねー、ないしょ話があるんよ。」 |
